AKB48 本田仁美「ダイハツ アレグリア-新たなる光-」│「歌もダンスも全てが完璧で隙がない」

世界最高峰のサーカス・エンターテインメント集団シルク・ドゥ・ソレイユの5年ぶりの日本公演。今回日本に上陸した「アレグリア」は1994年に初演され、2019年にその25周年を記念して「 アレグリア-新たなる光-」として新しく生まれ変わった。ステージセット、衣装、メイクなど進化した「ダイハツ アレグリア-新たなる光-」大阪公演がいよいよ7月14日 (金) より森ノ宮ビッグトップにて開幕!

5月15日 (月) に行われた大阪公演記者発表後、スペシャルサポーターに就任された本田仁美さん(AKB48) にchスタッフが見どころなどをお聞きしました。

シルク・ドゥ・ソレイユとは
シルク・ドゥ・ソレイユは、世界が認めるエンターテイメント集団。
1984年にカナダ・ケベックで誕生して以来、世界6大陸、70か国、450都市以上で2.15億人もの人々を魅了。
没入型体験を創造するエンターテイメント界のリーダー的存在として成長し、日本では過去に13作品を上演、1,400万人以上を動員している。

写真前列左からスペシャルサポーターの本田仁美さん(AKB48)、小倉智昭さん、ゆりやんレトリィバァさん、片寄涼太さん・数原龍友さん・中務裕太さん(GENERATIONS from EXILE TRIBE)

映像だけでは伝わりきれない
臨場感と世界観

「アレグリア」のスペシャルサポーターに就任された今のお気持ちをお聞かせください。

本田 長年世界中から愛されている世界最高峰のシルク・ドゥ・ソレイユ「アレグリア–新たなる光–」(以下、アレグリア) のスペシャルサポーターを務めさせていただけてすごく光栄です。私は、東京公演 (~6月25日まで開催) で初めて「アレグリア」を観せていただいて視野が広がりました。

「アレグリア」を初めて観る私たち高校生に見どころを教えていただきたいです。

本田 どの演目も驚きがたくさんあるんですが、その中でも、炎を実際に手で触る勇敢な姿を実際に客席で見られる「ファイヤーナイフ・ダンス」という演目がすごくカッコいいなと思います。炎の熱風も実際に味わうことができて、映像だけでは伝わりきれない世界観を感じられるので、そこを注目していただきたいです。

Photos: Cirque du Soleil 2021 / Costumes: Dominique Lemieux

「アレグリア」をご覧になられて、本田さんご自身のパフォーマンスに影響を受けた部分はありますか?

本田 「アレグリア」は歌もダンスも全てが完璧で隙がないんです。先ほどの記者発表で披露された「フラフープ」は、私たちからするとすごく完璧で感動しました。私たちもアーティストのひとりとして、現状には常に満足せず、常に上を目指して心を動かせるものを見せていけるように頑張っていきたいなと思います。

大阪公演記者発表で披露された「フラフープ」

「アレグリア」のアーティストさんのように、最近、本田さんが上を目指して頑張っておられることは何ですか?

本田 4月に出した新曲『どうしても君が好きだ』は、私にとって2回目のセンター曲なのですが、前回センターをさせていただいた時は (2022年発売のシングル『元カレです』)、自分は何も持っているものがないと思っていて自信がなかったんです。今回の楽曲はTHE王道アイドルソングで青春を感じる楽曲なので、素の自分で行こうと思えました。すごく不安でしたし、自信がなかったところもあったのですが、新しい挑戦をしたいと思えました。

本田さんは高校2年生の時に「PRODUCE 48」に見事合格されてIZ*ONEで2年6ヵ月活動されました。その活動期間で一番楽しかったことはありますか?

本田 私が「PRODUCE 48」に合格して韓国に渡ったのは本当に急で。韓国語も「アニョハセヨ」くらいしか話せないまま韓国に飛び込んだんです。でも、毎日生活していく中で少しずつ韓国語を習得できて、現地の方々と普通に日常会話ができた時にすごく喜びを感じて、言語が理解できることが楽しかったです。

韓国に渡って、言葉の壁や環境の変化で大変なことも多かったと思うのですが、その時に心の支えになったものはありますか?

本田 “ひとりじゃない” と思えたことが一番強かったと思います。日本人ひとりだけだときっと言葉の壁も感じてすごく考え込んでしまったと思うんですけど、一緒に頑張れる仲間がいたのは大きかったです。メンバーに宮脇咲良ちゃん、矢吹奈子ちゃんがいたこともあり、嬉しかったり、楽しかったり、つらかったりする時もみんながいるから頑張ってこられたと思うので仲間の存在はすごく大きかったです。あと、私が「PRODUCE 48」のオーディションに挑戦する時に、家族からもらった手紙はずっと持っていました。家族全員からもらった手紙は長文ではなかったですが、文字から伝わる愛に支えられました。

素敵なご家族ですね。

本田 私には兄と姉がいて3人兄弟なんですけど、オーディションに行く時にお兄ちゃんが小さいマスコットのぬいぐるみをプレゼントしてくれたのがすごく嬉しくて。つらい時はそのぬいぐるみを見て頑張っていました。

ちなみに何のぬいぐるみですか?

本田 「カードキャプターさくら」のケロちゃんのぬいぐるみです。

もっと早くシルク・ドゥ・ソレイユの
世界に触れておきたかった

高校生は進路や人間関係に悩んだり、生活の中に光を見い出せなかったりする子も少なくないと思うのですが、本田さんは何かに悩まれたり不安になったりすることはありますか?

本田 過去の話になるのですが、AKB48に加入して4、5年経った時に自分がどう頑張ったらいいのかわからなくなった時期があって、目の前がずっと真っ黒だったんです。そんな時に「PRODUCE 48」のお話があって、これは「新たなる光」か! と思って応募することにしました。もちろん自信もなかったですし、オーディションを受けることは怖くて勇気のいることだったんですけど、とりあえず今の自分を変えたいと思って挑みました。その末に今の自分があると思いましたし、一歩の勇気で明るい未来が待っていることを実体験できたので、皆さんもどんなに些細だとしても光を見つけたら自信を持って勇気を出してチャレンジして欲しいなと思います。

その勇気を生み出す時に後押しされたことはありましたか?

本田 後押しされたことというか自分の考え方の変化なのですが、人が緊張するのは自分が自分に期待し過ぎているからだと思うようになってきました。だから、“失敗してもいいや” “失敗しても死なないし” と思うようにして、それで期待以上のことができたらすごくラッキーという風に気持ちをラフに考えるようになってきました。難しいことだとは思うのですが、少しずつそういう考えを持って日々努力を続けています。

本田さんご自身、なかなか前向きになれない時はどうされていましたか?

本田 私は周りに相談ができないタイプだったのですが、意外と周りに話してみると悩んでいることや大変だと思っていることは案外自分だけじゃないと思えるようになって、周りに話すことで仲間を見つけられました。今、なかなか自分のことを言えない方も多いと思うのですが、周りに頼っていいんだよということみんなにもっと知ってもらいたいなと思います。

「アレグリア」はシルク・ドゥ・ソレイユの世界最高峰のエンターテイメントですが、若い世代が触れることで人生にどのような影響を与えると思われますか?

本田 私は今回初めて東京公演を見て、もっと早くシルク・ドゥ・ソレイユの世界に触れておきたかったとすごく思いました。長年続いているシルク・ドゥ・ソレイユのような素晴らしくて迫力があって、臨場感のある舞台を若いうちから観ておくとすごく自分が感化されて、いい影響力をたくさんもたらしてくれて視野が広がると思います。シルク・ドゥ・ソレイユは、前情報や知識がなくても誰でも楽しめるので、皆さんに観ていただきたいと思います。

大きな夢を叶えられている本田さんが、人生において大事にしていることを教えてください。

本田 限界を決めつけず、現状に満足せず、常に謙虚に感謝の気持ちを忘れず、「自分の好き」に正直にいることを大事にしています。

最後に、公演を楽しみにしている高校生読者に向けて一言メッセージをお願いします!

本田 「アレグリア」は、映像だけでは伝わりづらい臨場感や迫力があると思うので、この世界最高峰のショーを皆さんに肌で体感していただきたいと思いますし、忘れられない思い出を作れます。それは私が保証します (笑)。ぜひ大切な方や友だちや家族と観ていただきたいです。

読者プレゼント

「ダイハツ アレグリア–新たなる光–」大阪公演
  • 会期:2023年7月14日(金)~10月15日(日)
  • 会場:森ノ宮ビッグトップ
  • チケット:販売中

STORY
王を失くし、かつての輝きを失った王国。保守的な古い秩序と変化・希望を求める若い世代との間で勢力争いに揺れ動いている。かつて王に仕えていた道化師が不器用ながらにも王位を継承したかのように振舞う。力のバランスを変えようと若者たちが街の中から立ち上がり、やがて彼らの国に光と調和をもたらす。