社長に会いたい|OCEAN TOKYO 高木琢也「常に一番良い仕事をするのがプロ。本気でいかないと人としてダサいと思ってる」

高木琢也, OCEAN TOKYO

株式会社オーシャントーキョーグループ 
高木琢也社長

東京・渋谷を拠点に展開する “髪型一つで人生を変えるサロン” 「OCEAN TOKYO」は、メンズを中心に絶大な人気を誇る。今月はOCEAN TOKYO経営者でもあり、トップアーティストでもある赤髪のカリスマ、高木琢也さんを訪ねました!

 

まずはどんな会社か教えてください!

髪を切って変身させるサロン
OCEAN TOKYO

OCEAN TOKYOは今東京・大阪・神戸・仙台を拠点に、“髪の毛切って人生変えろ” をテーマに美容室の展開とワックスやオイル、シャンプー・トリートメントなどの商品の展開を主に行っています。美容室と言えばオーシャンだろうと思ってもらえるように、首から上はうちに任せろ! という気持ちでやっています。

 

高木さんはどんな高校生でしたか?

目立つタイプ
でもコンプレックスも強かった

学校ってワックスつけちゃいけない、制服もワイシャツとか規定のものじゃないといけないとかいろいろ規定があるじゃん? 俺はそれを全部取っ払ってたから、ワックスつけるしパーマもかけちゃうし、ワイシャツもセーターも違うの着るしって(笑)。だから「チャラい」と言われてたけど、別にチャラチャラしてたわけではないんだけどね。成績は良くて生徒総会の司会とかもやってたんだけど、ダメだって言われることをやってよく職員室に呼び出されてたし、やんちゃ小僧って感じでした(笑)

OCEAN TOKYO, 高木琢也

そういう反骨精神はずっと持ち続けてこられたんですか?

そう言うとカッコいいけど、どちらかと言うとコンプレックスが強かったの。学校には背が高くてイケメンなやつもいれば頭が良くてイケメンなやつもいて、俺よりサッカー上手いやつもいるわけで。学校で一番可愛いと言われる人に俺はフラれて、付き合う人が誰かしらいるわけじゃん? ってことは俺は負けてるわけ。

身長も普通でサッカーも普通には上手いけど学校で一番上手いわけではない自分がどうしたらみんなにカッコいいと言われるんだろう、何を磨いたらモテるんだろうってずっと考えてた。キャラが明るい方がモテるだろうな、気遣いできるやつの方がいいだろうな、みんなのこと考えて動ける方がいいなって、イケメンが持ち合わせていないものを全部仕入れようとしてたかな。それがカッコ良く言うと「負けん気が強い」なんだろうけど、元々はコンプレックスが強すぎるってことでもあるよね。

逆に高校時代と今で変わったなってことはありますか?

あの頃は後先考えずに行動していたけど、今はもう少し先の未来を見ながら行動してるかな。次につながる告白の仕方をする感じ。「好きです、付き合ってください」って言ったら「無理です」って終わるかもしれないけど、「今無理だったら未来でもう一回告白させてください」みたいな。昔は1回で大破して終わったかもしれないけど、今は何回でも行く気でやってるから、柔軟さは出たかもしれないね。丸くなったし怒らなくなったし。

OCEAN TOKYO, 高木琢也

 

小栗旬さんが出演する初のCM、どんな思いで作られましたか?

「俺でもカッコ良くなれるかな」と
若者に思ってもらいたい

高校生は、いつも行ってる美容室とかで髪切って「わ、すごいカッコ良くなった!」って思ったことってまだなかなかないと思うんだよね。でも変身してきた人たちはさ、「お前カッコ良くなってるじゃん!」ってクラスでちょっと話題になったりするじゃん? そういう人を俺は増やしたいなと思ってて。

『髪の毛切って人生変えろよ』ってワードは、俺がずっと言っている言葉でもあるんだけど、伸ばしていいか切っていいかもわかんない特に男子には、あのCMを見て、「俺でも変身できんのかな」って思ってもらえたらいいなと思ってるの。さっぱりするためというより、カッコ良くなるために美容室に行くようになると、次自分はどうなるんだろうって楽しくなるでしょ。

小栗旬くんって俺が一番憧れてた俳優さんなんだけど、最初はいじめられっ子とか脇役をしてて、それが『クローズZERO』のヤンキー役ですごいカッコ良くなったんだよね。俺の中では髪型でもイケメンになった人だと思ってる。だから髪の毛切ったら人生変わるよ、努力すればカッコ良くなったり可愛くなる方法はいくらでもあるよっていうのを伝えたいと思った時に、俺が切っている姿と、一番憧れてた小栗旬くんを出したいなと思ったの。

日本のトップの俳優さんが出ているCMなんて、美容業界で誰も作ってないし、うちは他とは違うよってことも見せたいし、今の若者たちが「ちょっと一回行ってみようかな」って思えるきっかけになればいいなと思って。

撮影時はどんな気持ちでしたか?

すごい緊張もしたし、感動的な瞬間だった。旬くんも撮影のために朝サウナに行ってむくみを取って整えて来てくれたりして、カメラマンもスタッフもみんなが一流。一流しかいない世界ってこんなにもスムーズに仕事が進むんだなって感動した。18歳くらいの時に好きになって、いつか一緒に仕事したいなともまさか会えるとも思っていなかったけど、20年経って今38歳になって、好きな人とかみんなが知ってるような芸能人の髪をほぼほぼ自分が切ることになってるというのが、俺にとっては結構不思議で。

すごいことですよね。

でも切るのは仕事だけど、大手の一流企業のCMを受けている日本でもっとも売れている俳優さんの小栗旬くんに、オーシャンという中小企業の美容室の看板一緒に背負って広告やってくださいなんて、本来事務所にとってプラスのプロモーションではないことだから。だから俺もスーツ着て役員連れて、1年ほどかけて何度も事務所にお願いしに行ったよ。旬くんが良くても会社としての判断は別だからね。「どうしたら会社にOKもらえるかな」って夜中3時くらいまで相談したりしてたしね。それが一番大変だった(笑)

OCEAN TOKYO, 高木琢也

どうしても諦められなかったんですね。

やっぱり若い頃の夢を叶えるって、叶った時には何とも言えない気持ちになるんだよね。俺もできたんだから、みんなもできるよっていう裏テーマが俺の中にあって。CMの中で旬くんに言ってもらう言葉は『もっと本気出せよ』にしようかとも思ってたの。若い時って恋もあれば勉強もあって、ゲームとか、やりたいことっていっぱいあるからさ、その子にとっては本気だと思っていても俺から見ていたら本気じゃないなと思ったりすることもある。もちろん俺もそうだったし。だからもっと早くから本気出してれば、夢ってすぐ叶うよってことをみんなに伝えられたらいいなと思ってた。

 

芸能人のお客さんもたくさんいらっしゃる中で、今も一般のお客さんの予約を受けるのは、どんな思いがあるからですか?

一般の若者が感動してくれる姿が
自分にとっての喜び

俺は一般人の若者を変身させるのが好きなの。芸能人ってすでにカッコいいから、俺じゃなくて良くない? っていう気持ちもあるからね(笑)。高校生を切るとみんな素直だから、「やべぇ、めっちゃカッコいい!」って言ってくれるんだよね。極端な話、1回10万円でもお客さんは来てくれると思うけど、1万2000円なら頑張って貯めれば年に1回だけでも切れるかもしれないなと思っていて。

だから他の美容室よりは高いけど、若者が絶対に切れないような値段にはしたくないって思ってる。だってみんな年に1回くらいは高いスニーカーとか買ったりするじゃん。ぶっちゃけみんなスニーカーの足元見るより髪の毛の方を先見ない? 女子が「あの人スニーカーがカッコいい、付き合いたい!」とはならないでしょ? しかも高校生だったらほぼ制服で、オリジナリティが出せるのは首から上だけじゃん。だから俺は高いスニーカーより価値があると思ってる。

高木琢也

毎日15人ほどのお客さんとどんな気持ちで向き合っておられますか? モチベーションは何ですか?

15人全員、前回来た時よりカッコ良くしたいし、可愛くしたい。今まで切ったその人の過去一を引っ張り出そうと思ってるよ。だって一番良かったって思ってもらいたいじゃん。切ってもらってみんながテンション上がってる感じが俺のモチベーションっていうか。俺はプロって常に一番良い仕事をしないといけないと思ってるから、俺のやる気とかモチベーション云々とかっていう話ではなくて、常に本気でいかないと人としてダサいなと思ってる。そこはいつも意識してるかな。

高校生のお客さんにはどう接しておられますか?

俺は千葉県出身で、中学に行くのも自転車で山を1個半越えないといけなくて、高校も2時間くらいかけて通ってたくらいの田舎で育ったから、緊張しないで来れるサロンを作りたかったの。東京で髪を切るって言ったら、おしゃれして行かないといけないのかなとか、元の髪型を見られて「変なの」って思われたくないなとかってあるじゃん? その気持ちはよくわかるし。

本当は「もう少し短くしたらどうなりますか?」って聞きたいかもしれないし、その子が聞きたかったことには全部答えれるようにしたいからね。そして一番は、今まで切ってもらってきたどの美容師さんよりやっぱこいつが一番上手いわって思ってもらえるようにしたいなと思ってる。それは若い子の髪切る時でも男女含め全員の髪切る時も同じ。

OCEAN TOKYO, 高木琢也

 

高木さんが切るスピードにこだわる理由は?

時間って価値のあるもの。
めちゃくちゃこだわってサクッと切って
カッコ良くなれるのが一番!

俺は、ラーメン屋みたいにめちゃくちゃ旨くてすぐ出てきてすぐ帰れるのが一番いいなと思ってるの。高い店で3時間のコースって、めっちゃ旨くても俺にとっては長いわけ。髪も早く切ってくれて早くカッコ良くなったらいいじゃん。

休みの日、例えば11時頃に家を出て6時頃帰ろうと思ってるなら、移動時間で1時間、自由な時間は5時間じゃない? そのうち美容室で1時間、カットカラーだと2時間も取られるのって嫌じゃない? だから俺は早くて上手いを目指そうと思ってきた。時間ってすごい価値があるものだから。好きな人口説くのも、俺なら1年かけて告白するんじゃなくて3ヶ月くらいで1回アタックするね。だって1年かけてもフラれるなら、その1年無駄じゃん!

 

高木さんが赤髪にされているのは、理由がありますか?

TV出演の時に文化祭的なノリで
赤髪にしたのが始まり

テレビの取材が初めて来た時に、「一生に1回しかないから、黒髪で出ても面白くないじゃん」って友だちに言われて、一生の思い出を作るのであれば、みんなが文化祭で髪色を変えちゃおうというのと同じノリで、赤色にしたの。そしたらその番組がすごいバズって、次の日からお客さんがみんな赤髪にし始めちゃって。

そうすると、今日「高木さんと同じ赤髪にしたいです」って染めて行った男の子がさ、せっかくいい気持ちで帰ったのに俺がこっそり黒髪に戻してたらショック受けるでしょ。それで裏切れなくなっちゃって、続けてるだけ。だからあまり理由はない(笑)。新しい髪を提案されて、「自分には似合わない、自信ないです」って思う人もいると思うんだけど、俺はやったことのないことは「1回やってみっかな」って思うタイプなの。それに僕は戦略家だから、赤を自分の色にしちゃおうっていうブランディングもあるよね。

OCEAN TOKYO, 高木琢也

ご自身の髪は自分でされているんですか?

弟の陽介がOCEAN TOKYO SUNNYの代表をしているので、弟に切ってもらってます。自分の髪は何でもいいの、赤だけ乗っててくれれば。ほんとに大変だよ、タオルも赤くなるし、お風呂も赤くなっちゃうし、良いことないよ(笑)

でもすごいカッコいいです。

俺、理想は黒レンジャーなんだよね。赤より頭の回転速いし、カッコいい雰囲気じゃん。赤は派手でちょっとドジでさ。本当は責任は社長に取らせておいて、好きなことやれるナンバー2の方が好き(笑)

OCEAN TOKYO, 高木琢也

 

美容師の仕事を通して、叶えたいことはありますか?

髪型が大事だって世界に知らせて
美容師の地位をもっと上げたい

髪型ってすげぇ大事なんだなっていうのは、日本だけじゃなくて世界の人に知らせたい。どちらかと言うと女の人なら髪型より顔、男も髪型より洋服をおしゃれにしようと思うと思うんだけど、一番大事なのは意外と髪型だから。それに美容師の社会的地位をもっと上げたいっていうのもあって。23歳の頃に、当時の彼女に「親に紹介できない」って言われたの。彼女の親は公務員で、「美容師は休みもないし給料も安いし、いつスタイリストになるかもわからないし、恥ずかしくて親に紹介できない」って。すごい悔しくて、「美容師って良い職業だね」って言われるようにしたいなとは思ってきた。

例えば「お父さん仕事何やってんの?」って聞かれて「医者」って言うと「お前すごいな」ってなるけど「美容師」って言うと「あ、そうなんだ」って感じでカッコ良くはないじゃん。でも医者と美容師どっちも国家資格なのにイメージぜんぜん違うでしょ? それならもう少し上がっても良くない? って思う。だからクラス全員のお父さんの給料を足しても俺に勝てないかもねっていうぐらいのところまで行きたいなと思ってる。良い仕事だし、自分も稼げて誰かの人生も変えられて、その子が将来的に有名になって行ったりするなら、こんなに夢のある仕事はないなと思うから!

 

周りに言われて自分の支えになった言葉はありますか?

周りの反対が
前に進むパワーになってきた

うち、父親が法務局で働く国家公務員で母は美容師なの。親父には「公務員になりなさい」って言われて、高3の時に大学も受けて、公務員試験も受けたんだけど、全部落ちちゃったんだよね。美容師になることもすごく反対されたんだけど、みんながダメだダメだって言えば言うほど、逆にテンションが上がって、今に見とけ、俺が結果出すからなって思ってた。それは大人になっても変わらないね。

「東京で美容室の社長するなんて無理だ」とか「小栗くんにうちのCMしてもらうなんて無理に決まってんじゃん」とか、みんなが言うから、それをひっくり返したら面白いなっていう気持ちだけで頑張ってきたっていうのはあるかな。みんなのディスが、俺にとってはパワーになったんじゃないかな。

OCEAN TOKYO, 高木琢也

これまでに挫折されたことってありますか?

常に挫折してたよ。ただ、親にも先生にも反対されたけど、一緒に頑張ろうぜって言ってくれる友だちが2、3人いたから、逃げたら終わりだなって思ったの。みんなの反対を押し切ったからには逃げないようにしようっていうのはずっと思ってたかな。今でも大体反対されるよ(笑)。1回ダメって言われても、もう1回やってみようっていう感じ。ミスることもいっぱいある。バイトの面接も受かったことないし、スノボ行ったら骨折って帰ってくるし、サッカーやっても怪我するし。一回怪我しないとわかんないタイプだから(笑)

高木さんの座右の銘は「千転び万起き」ですもんね。

そうそうそう。「七転び八起き」って7回転んで8回起きるってことでしょ? そんなにすぐに起き上がれないから、1000回くらいやったら起きれるかもねって考え(笑)。例えば学校に好きな人がいたとして、自分なんてこの人と付き合えないなって思ってたとするじゃん。でもダメだったらダメで、1年経ったら忘れるでしょ。ただいつか、2年後とか3年後ぐらいに付き合えたらいいなって感じ。だから1回目からOKを狙いには行かない。

OCEAN TOKYO, 高木琢也

そうなんですね!

俺はミスってもいいからシュートを打ちたい。基本的にはあまり安全牌の方は選ばない。ちょっとリスクがあっても、それが成功したら面白いなっていう方に時間を割くかな。特に若いうちはやりたいことやってミスってる方がいいなと思ってた。

高木さんのその前向きな言葉の源は何ですか?

悪口とか、あまり見る必要性のないものは見ないし、映画でもハッピーエンドで終わらないものは観ないようにしてるかな。自分のプライベートの時間を使ってテンションが下がるのは時間もお金ももったいないからね。恋愛ドラマで最後片方が死んじゃったりするのも、悲しくなっちゃうから絶対に観ない。ホラーも観ない(笑)。その点、マンガって基本的にヒーローが勝つようになってるじゃん? 「ONE PIECE」も「鬼滅の刃」も最終的にヒーローが強くなって勝つっていうのが見えてるから読むけど、あれで最後悪が勝つってなったら、全部燃やすよ!(笑)

たしかに(笑)

そんな風に自分の勝ちパターンを仕入れていることが多いかな。俺はどうやったらお金を稼げるかっていうより、どうやったら面白くなるんだろうっていつも考えてる。面白くなった結果、お金も溜まった方がいいからね。


▼高木社長が心掛けている3つのこと

  1. 上手い!

  2. 速い!

  3. カッコいい!

    今日俺がやった仕事って、本当に上手い? 無駄はない? カッコ良かった? というのは常に意識しています。どっか妥協してなかったかなって。だって、カットがうまくいかなかったなという状態でもしお客さん帰らせていたらカッコ悪いじゃん。みんなの場合であれば、告白してフラれるのがカッコ悪いのか、告白しないでもじもじしてるのがカッコ悪いのかって、俺は告白しない方がカッコ悪いと思うし、フラれても気にしないで頑張ろうとしている姿の方がカッコいいと思うから。

    例えば「アンパンマン」ってさ、バイキンマンが来て一回絶対にやられるじゃん。で、ジャムが来て顔が変わって、もう一回立つでしょ。最終的に勝つんだったら、やられるシーンって出さなくてもいいよね。でもやられて顔が半分なくなって、また立つからカッコいいわけ。それと同じ。1回負けることは、俺はカッコ悪いことじゃないと思ってる。「仮面ライダー」でも何でもそうだけど、くじけないで戦おうとするからカッコ良くなるんだよね。

 

高木社長の朝ごはん&モーニングルーティン

高木社長

朝ごはんはスタバの「コールドブリュー」をベンティサイズで飲んでます。毎日1.5リットルくらい飲んでるかも(笑) もともとコーラが好きだったんだけど、体に良くないなと思ってコーヒーに変えたの。朝食を作ってくれる彼女がいないから、スタバの水出しコーヒーが僕の朝食! 本当は鮭定食みたいなの食べたいんだけどね! 朝のルーティンはシャワーを浴びるくらいかな。夜も浴びるけど、朝起きてまた浴びて、SNSをチェックして、秘書が送ってくれる今日のやることリストの長いLINEを確認します。



高校生へメッセージ

まずは、『当たって砕けろ』じゃない? 砕けた先に、絶対良くなる未来があると思うから。挑戦しないで諦めるよりは、砕けていいからやってみろっていうのはその年代だからより思うね。周りに反対されたとしても、自分で可能性を狭める必要って俺はないと思うから。難しく考えるのはまだ早い。自分にもできるかもと思ってチャレンジした方が結果良いことが起こるよ、とは伝えたいかな。あとは『親に感謝しろ』かな。


取材を終えて

OCEAN TOKYO, 高木琢也

りょうが(高3) 高木社長が、緊張する僕たちを和らげてくださいました。CM撮影は高木さんの若い頃からの夢であり、努力の集大成といえるものであるとわかり、何度でも挑戦することがいかに大切かを知ることができました。判断する時はカッコ良いかどうかが常に軸にあるところも本当にカッコ良かったです!

ゆうき(高3) 「芸能人より一般人を切りたい」「みんなの意識がもっと髪に向いて欲しい」といった言葉が心に残りました。質問に対する返答が全部想定していたのと全然違う方向から返ってきて、たくさんの人の髪を切ってこられた高木さんの経験からくるお話に、どれも新しい発見ばかりでした!

ゆい(高2) 高木社長の “失敗の捉え方”、いつか成功すると信じて積み上げてきた努力やぶれない熱意から来る自信が本当に素敵でした! 失敗を恐れて挑戦しないのではなく、当たって砕けようという考え方や、失敗してもそこでやめてしまうのではなく諦めずに挑戦し続ける姿勢は、私も身につけたいです!


高木琢也Takuya Takagi
85年、千葉県出身。早稲田美容専門学校を卒業後、都内のサロン勤務を経て、’13年にOCEAN TOKYOを設立。わずか5年で渋谷・原宿に6店舗を展開。「月間技術売り上げ1200万円」の偉業を成し遂げ、日本武道館でのヘアショーに最年少の美容師として出演。’18年に出演したNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」が話題に(以来4度出演)。月に500ある予約枠はわずか1分ほどで埋まり、多くの芸能人、モデルなどからも絶大な支持を集める。著書に「這いつくばった奴が生き残る時代 道あけてもらっていーすか?」(宝島社)。