GEN「僕は夢に期限を与えてきた」―04 Limited Sazabysに学ぶ「夢を叶えるための勉強法」

フォーリミ

バンド結成10周年を迎える04 Limited Sazabysのメンバーが、“夢を叶える”ために実践してきた方法をお聞きしました。メジャーデビューを果たすや瞬く間に観客を魅了し、スターダムに駆け上がったように見えたフォーリミ。実はその裏に、いろんな努力があったんです!

一見無駄に思える勉強も
脳を鍛える筋トレになる!

ここでは、夢を叶えようとしている高校生に、皆さんの経験から、何かヒントをいただきたいなと思っています。

GEN なんでもかんでも努力すれば夢は叶うよ、なんて一切思っていないですが、実際に僕たちは何者でもないところから努力して自分たちで壁を乗り越えて夢を叶えてきているので、みんなには等しくその可能性があるはずだし、僕らより早くその夢に出会っているとしたら、僕らよりその可能性はあると思うから、好きなことを思いっきり頑張って欲しいです。その若さが羨ましいです!

RYU-TA&HIROKAZ ホントに!(笑)

RYU-TA 僕は若い頃に時間を無駄にしたような気がしていて、その頃にもっと勉強もやっておけば良かったなと思います。部活を思い切りやっていたのは良かったなとは思うんですけど。

RYU-TAさんはテニス部だったんですよね?

RYU-TA そうです。県1位でした(笑)

GEN しかも、余裕で県1位だもんね! 周りにすごい人っていっぱいいるし、どうしても劣等感を感じてしまうけど、何かひとつでも“これでは負けない”という自信を持てるものを作っておくといいかもしれないですね。

実際に高校生の頃にされていた勉強法ってありますか?

GEN みんな勉強できてないからなぁ!(笑)

(全員爆笑)

GEN 僕は、性格的にテスト勉強などもギリギリに追い込んで本気を出すタイプでした。バンドでもこれで売れなきゃ終わるというプレッシャー、売れてからのプレッシャー、今でも締切に追い込まれたりいろんなプレッシャーがありますが、僕はプレッシャーや緊張は、自分の力を発揮するために与えられている試練だと思っています。

KOUHEI 僕は高校時代、学校の勉強には意味が見いだせなかったんですが、楽器の練習であれば、自分が良いと思ったことは全部吸収しようという気持ちで挑戦していました。上手い人のやり方を真似したりしながら。好きだったので全然苦じゃなかったですし。

HIROKAZ 楽しんでやってきたからね。

RYU-TA そうそう。

GEN でも高校生だとまだやりたいことが見つからない子がほとんどだと思うから、幅広く学んで選択肢をたくさん広げて土台を作っておくことも、僕は大切だと思います。

GENさんが、勉強に関して、今だからこそ言えることってありますか?

GEN よく高校生の頃、大人が「もっと勉強しておけば良かった」とか言っていましたが、今はその気持ちがよくわかります。学生の頃って、“そんな知識、絶対要らんやん!”って思うような勉強がたくさんあるじゃないですか(笑)。でも、それも脳の筋トレというかね、考える力の基礎力が上がっていると思うんです。最近は僕も掘り下げて調べたり、学ぶことが大好きになりました。何でも学んでおいて損はないと思うし、楽しむコツを見つけるといいんじゃないかな。

遠くの目標は見えなかったけど
目の前の課題を必死に乗り越えてきた

バンドの夢を叶えるために実践してこられた方法はありますか?

KOUHEI バンドを結成した当初、僕らが4人で漠然と持っていた目標は、名古屋のダイアモンドホールでワンマンライブをすることでした。それが叶えば名古屋で一番になれるんじゃないかって。でもそこから先のビジョンはまだ描くこともできなくて。

GEN 当時ダイアモンドホールでワンマンができるバンドっていなかったからね。

KOUHEI そう。それ以降は、与えられたものに対して必死で追いついて応えられるようにやってきた感じですね。例えば日本武道館に立つとなったら、その時までにフォーリミはどんな存在になっていないといけないんだろう、とか。もう自分にできること、僕だったらドラムを頑張るしかないから、いろんな人の意見を聞きながら、いろんな音楽をフォーリミらしさに昇華するということをひたすら考えてきました。

理想の姿を想像しながら、ですか?

KOUHEI 正直、理想の姿を想像することさえ追いつかなかったので、目の前の課題をクリアして、次にまた出てきた課題をクリアして、というのを繰り返してきました。毎回反省しながら。

反省点は自分で見つけていくんですか?

KOUHEI ライブの後は毎回みんなで反省会をするんです。あそこはダメだったね、あそこは良かったね、って。そこで各自それぞれ課題を見つけて、次のライブに落とし込んでいます。

夢に期限を与えて
自分にプレッシャーをかける

GENさんは、いかがですか?

GEN 僕はとてもシンプルなんですが、“夢に期限を与えること”と“夢を口に出すこと”を実践してきました。夢に期限があると、逆算できるでしょ。この時期までに自分はこうなっていないといけないな、僕らならこの時期までにCDを出しておかないといけないなとか。そういうプレッシャーを自分に与えて、自分のお尻を叩きました。あと、「俺はこういうことをしたい」「こういう風になりたい」ということを言葉にすれば、それもプレッシャーになります。“あいつ、口だけだな”とは思われたくないから。それに、口にしていると、自然と協力してくれる人が出てきます。僕らが「YON FES」を開催できたのも、口に出して言霊にしてきたからだと思っています。

自分にプレッシャーを与えることって大事なんですね。

GEN そうですね。僕らもはじめは楽しい気持ちだけでバンドをやっていたんですが、だんだん周りのバンドが売れ始めたりして焦るようになった頃から、これからバンドをどうしていくか、ということを考え始めました。

最後に、高校生にメッセージをお願いします。

GEN 勉強の方法とかトレーニングの仕方は、良いと思うやり方を真似したらいいと思います。でも生き方というスタイルに関しては、自分で決めて自分で乗り越えるという経験が、その人がカッコ良くなるかどうかを決めると思います。だって誰かの真似をしたのでは、その人には勝てないじゃないですか! 自分で悩んでたどり着いた方法で壁を越えていかないと、その人の器は大きくならないと思うから!

関東版・北海道版・東海版・関西版・九州版

撮影協力:COLON(東京都港区芝浦2-16-8)
撮影:Yoshinori Saito

※上記は関東版ですが、北海道版東海版関西版九州版でも同時募集中です。
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04 Limited Sazabysフォーリミテッドサザビーズ

‘08年名古屋で結成した4ピースロックバンド。’15年4月、1stフルアルバム『CAVU』でメジャーデビュー。’16年4月にはバンド主催の野外フェス「YON FES 2016」を地元・愛知県で開催し計2万人を動員。結成10年目を迎えた’18年には初の東名阪アリーナツアーを敢行。10月10日には3rdアルバム『SOIL』をリリースし、「SOIL tour 2018」をスタートさせる。

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