ストーリーも演出もエモい!『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』を高校生がレビュー!

数多くの大ヒット映画を手がけるマーベル・スタジオの中でもトップクラスの興行収入を記録し、作品の完成度の高さとそこで描かれるメッセージが世界中で大反響を巻き起こした伝説的な作品『ブラックパンサー』の続編『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』が公開中!さっそく鑑賞してきた高校生の感想をお届けします。


『ブラックパンサー』シリーズとは?

宇宙より飛来した物質“ヴィブラニウム”によって驚異的な発展を遂げたが、その“ヴィブラニウム”を巡って人類が争うことを望まず、表向きは貧しい農業国として振る舞うワカンダ王国の国王であり守護者であるブラックパンサーの活躍を描いたシリーズ。2019年に公開された『ブラックパンサー』は長い歴史のなかで積み重なり継承されてしまった“負の遺産”にいかに向き合うべきかを描き、ヒーロー映画の枠を超えた“歴史に残る作品”として、その存在を確立しました。

前作『ブラックパンサー』の感想はこちら


ストーリー

偉大な王であり、ヒーローであるティ・チャラを失ったワカンダ王国。悲しみに打ちひしがれる中、謎の海の帝国からの脅威が迫る。王国と世界を揺るがすこの危機に、残された物たちはどう立ち向かうのか。そしてティ・チャラの意志を継ぐ、新たなブラックパンサーは現れるのか?

『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は
とにかくエモい!

ワカンダ王国の王であり、ブラックパンサーである前作の主人公ティ・チャラは病気で亡くなってしまう。今作で描かれるのはそんな大切な人のに対面して、様々な葛藤の中で揺れ動く登場人物たちの姿。特に前作では天真爛漫なイメージの強かったティ・チャラの妹であり天才科学者であるシュリが、家族を亡くした喪失感と自分の持つ技術で兄を救えなかった悔しさに傷つきながらも王族として、民のために立ち上がるまでの過程がとても丁寧に、そして美しく描かれていて、とにかくエモい!MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の登場人物はどんなにすごい力をもっていても、完璧超人ではなく私たちと同じように、傷つき、弱い一面も持っている。だから「憧れ」であるだけなく「共感」できるんです!

ゆーと。

俳優陣の演技に心を奪われました。特に悲しみを乗り越えた者ならではの力強く、まっすぐな「眼差し」が印象的です。
ティ・チャラが死に至るまでの緊張感と、静寂が強調された葬儀の荘厳さに、冒頭から心を捕まれました。ストーリーだけでなく、光や音の演出もめちゃくちゃエモい!

だいすけ

また、前作に続き、今回も現実で起きている分断や差別といった問題を映すようなストーリーになっていて、現代社会を生きる私たちとって大切なことを気づかせてくれる作品になっています。

ひなた

海の帝国はとても幻想的で、吸い込まれてしまいそうでした。でも、その成り立ちは現実の先住民が抱える問題と重なっていて、考えさせられるものがありました。

陸・海・空で繰り広げられる
大迫力のアクション!

もちろん、MUC(マーベル・シネマティック・ユニバース)ならではのアクションエンターテインメントとしての要素も満載!今作で登場する新たな敵ネイモアは海の帝国の王。海中でも陸上でも活動できる上に、羽が生えているので空を飛ぶこともできる彼が、海の帝国の民を率いてワカンダ王国の前に立ちはだかります。
一方、ワカンダ王国とともに戦うのは19歳の天才発明家リリ・ウィリアムズ。シュリとともにワカンダの科学技術を詰め込んだ武器やガジェットをさらにパワーアップさせ、自らもアーマースーツに身を包み、アイアンハートとして戦います。陸海空を舞台に繰り広げられるアクションはまるで、アトラクションに乗っているかのような迫力なので、絶対に映画館で体験してほしい!

ひなた

前作でとてもかっこよかったカーチェイスは今作でも健在!そのスピード感にゾクゾクワクワクしました!
全然飽きることなく、むしろもっと観ていたいと感じました。

だいすけ

こちらは今作を観たら真似したくなること必至のポーズ。

ゆーと。

今作も前作同様、いやそれ以上のマーベル・スタジオの“本気”が伝わってくる作品だったので、ぜひ皆さんも映画館へ!


『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
  • 監督:ライアン・クーグラー
  • 主演:レティーシャ・ライト
  • 製作:ケヴィン・ファイギ
  • 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

©Marvel Studio 2022

全国劇場にて絶賛上映中!

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