高校の図書館から発信するch FILESが、
毎号テーマを決めてご紹介する、推し本5選。
池井戸潤/文藝春秋

箱根駅伝という夢に
全力で挑戦する大学生たちの姿に感動
大学生活をかけて本気で目指してきた目標がなくなり、大きな挫折を味わった主人公は、学生連合チームのメンバーに選ばれて箱根駅伝に出場することになります。そんな中、学生連合チームの監督は「学生連合チームで総合3位以内相当」という無謀に思える目標を掲げるんです。学生連合チームの記録は正式な記録として残りません。それでも白い襷に大学の仲間や支えてくれた人への思いを込めて走る姿がとても印象に残ります。結果として残らなくても、夢に向かって全力で挑戦すること自体に意味があり、夢を追いかける楽しさを教えてくれる物語です。読んでいて、自分も何かに本気で打ち込みたい、もっと頑張ってみようと感じました。2026年に毎年箱根駅伝の中継をしている日本テレビでドラマ化も決まっているので、放送を楽しみにしています!(ちひろ・高3)
堀越耕平/集英社

何の個性も持たない少年が
最高のヒーローを目指す物語
約8割の人が「個性」という超能力を持つ世界で、何の個性も持たない主人公・デクが最高のヒーローを目指す物語です。無個性だからってヒーローになることを諦めなくても良いと、真剣に自分自身と向き合う姿に胸を打たれました。(ころん・高2)
鈴木おさむ/講談社

放送作家・鈴木おさむが
夢に向き合う芸人の本音を描いた青春小説
結成11年目、気づけば30歳を迎えていた売れないお笑いコンビが交換日記を通してお互いの本音をぶつけ合う青春小説です。最終的にその夢がかなっても叶わなくても夢を追って努力する姿はカッコいいんだと思わせてくれます。(ゆき・高2)
とよ田みのる/小学館

漫画を愛する女子高生たちの
奮闘を描く漫画浪漫成長譚
憧れの漫画家との出会いがきっかけで、技術も知識もないなか、情熱だけでノート1冊分の漫画を描き上げる高1の主人公の漫画愛がすごい! やりたいことがあったらとにかく行動してみることの大切さを感じます。今夏、日本テレビ系でアニメ放送予定!(ちか・高1)
作:ジャクリーン・ウッドソン 訳:さくまゆみこ/小学館

アメリカの児童文学による
散文詩形式の自伝的作品
奴隷解放宣言の後も根強く残る人種差別と戦う南部オハイオ州で育った、国際アンデルセン賞受賞作家である作者が、子ども時代を思い出しながら綴った作品です。明日への希望を信じ、夢を見ることをあきらめない強い意志に勇気づけられます。(あき・高2)


