野村周平が恐怖症になるほどコワいのは?!―映画『ビブリア古書堂の事件手帖』舞台挨拶@大阪

映画『ビブリア古書堂の事件手帖』舞台挨拶に黒木華さん×野村周平さん×三島有紀子監督が登壇! 関西出身の3人に作品の魅力やそれぞれの印象をお話しいただきました。

役柄通りのような黒木さんと
甘え上手な野村さん

MC 映画『ビブリア古書堂の事件手帖』ダブル主演の黒木華さん、野村周平さん、そして三島有紀子監督です。ようこそ大阪へお越しくださいました。まずは本の知識と優れた洞察力で、古書にまつわる謎を解き明かすビブリア古書堂の店主・篠川栞子役を演じられた黒木華さん、ご挨拶をお願いします。

黒木 自分の地元で、こんなにたくさんの人たちに囲まれながら舞台挨拶をできることを本当に心から嬉しく思います。よろしくお願いします! ありがとうございます。

MC 続きまして、ひょんなことからビブリア古書堂で働き始める青年・五浦大輔役を演じられた野村周平さんご挨拶をお願いします。

野村 地元に近い大阪で舞台挨拶させてもらえるのはすごく嬉しい限りでございます。皆さんが楽しんでいただけるようなお話をたくさんできればと思っております! 短い時間ですがよろしくお願いします。

MC ありがとうございます。では、情感溢れる美しい世界観のもと、古い本に込められた人々の思いを丁寧に描かれた三島有紀子監督、ご挨拶をお願いします。

三島 こんばんは。(お客さんが手にしている応援ボードを発見されて)おっ! すごい! ありがとうございます!

野村 すごい! 「三島 有紀子 早く 結婚しろ!」って(笑)

MC そんなことは書いてないです(笑)

三島 こうやって友だちに観に来てもらったり、地元・大阪の皆さんに観ていただけることが本当に幸せだなぁと思います。この作品は特にいち早く関西の皆さんに観ていただきたかったので、今日は本当に嬉しいです。

MC 皆さんすごい手を振ってくださっていていますね。

野村 三島ファンクラブもあるんかな?

三島 (客席に向かって)ありがとうございます!

MC さて、皆さん関西のご出身なんですよね。

野村 はい。

MC 大阪の舞台挨拶で全員関西というのは珍しいですよ。

野村 でも僕だけ神戸出身で、ひとりだけ上品なんですよね。

(一同笑)

MC 撮影中は関西弁が行き交ったりしたんですか?

野村 え、お酒を飲み始めたらちょっと(関西弁が)出るくらいです。普段は標準語ですよ。

MC そうでしたか。では、ここでは敢えてどんどん関西弁でしゃべってくださいね。さて、作品の話に移りますが、黒木さんと野村さんは初共演でしょうか?

黒木・野村 はい。

MC 黒木さんから見て、野村さんはどんなイメージでしょうか?

黒木 ご一緒する前にバラエティー番組に出られているのを見たことがあって、賑やかでガツガツ来られる方なのかなって思っていたんです。でも、実際お会いしてみるとものすごく空気を読みながら相手に合わせて気を遣われる方で。私は自分からガツガツいけないタイプなので、すごく助かりました。

MC 野村さんはいかがですか?

野村 黒木さんは僕みたいなタイプが絶対嫌いだと思ってたんですよ。世間でうるさいとかチャラそうだとか、いろんな偏見があるので。でも、笑顔でしっかり話を聴いてくれて。本当に栞子さんのようでした。

MC 監督はおふたりの様子をご覧になっていていかがでした?

三島 仲良くやってはりましたよ。野村さんは一人ひとりにとても気を遣いますね。

黒木 甘え上手ですよね。

三島 そうそうそう! ふたりが仲良くて、あまりにも楽しそうやったんで、私もその中に入って、たまに飲みに行ってたりしてました。

野村 しましたね~。すぐに成田凌も入ってくるわけですよ、俺らの間に。

三島 一番人気やねんな!

野村 一番人気が、成田凌?! うそうそ! こっちですよ!

(一同笑)

見出し
「三島、酔っぱらうとかわいい」

MC 栞子さんという役柄はものすごく内気な面もあって緩急をつけるのが大変だったのではないかと思いますが、演じられていかがでしたか?

黒木 そこは監督と相談して、謎解きをする部分と素の栞子さんのメリハリをつけようということと、癖をつけようとなって・・・。

三島 クランクイン前に、全員で脚本を読む時間があるんですが、その時に黒木さんが恥ずかしそうにこうやって(髪を耳にかける)やるので、ちょっと栞子さんっぽいなと思い、取り入れることにしたんです。

MC 栞子さんは映画の中で饒舌なシーンがありますが、黒木さんご自身はいかがでしょうか?

黒木 う〜ん、まあ見ての通りで、あんまりしゃべらないです。でも、地元の友だちと一緒にいる時はやっぱり関西なので、ポンポンって会話が進みますね。基本的に聞き役が多いかもしれないです。

野村 黒木さんは、めちゃめちゃ聞き上手ですよ。じゃないと僕なんかとずっと一緒にいれないでしょ。ずっとしゃべってるわけですしね。

MC 野村さんの役柄は「活字恐怖症」なんですよね。

三島 本を読まないというのは聞いていたので、野村さんに会った時に「どんな本読むの?」って聞いたら、「読まないっす」って言ったんで。ちょうど良かったです。

野村 監督と黒木さんがセットの書棚に並んでいる本を見て、「すごい!あの本がある~」「この本もある!」って、すっごいテンション上がってるんですよ。僕にはふたりの反応が逆に不思議な感じでした。

三島 野村さんは本を読まない大輔の役と近いんですけど、すごい素直で、人に対して本当に優しいんですよね。真面目な話、何かこう、まっすぐで素直で。大輔はそんな人なんじゃないかなと思ったので、ぜひやってもらいたくて。

野村 ありがとうございます。そんな僕の本性を知っていただいて。

MC 本性!?

三島 チャラチャラしてるように見えて、実は本当にいろんなことを考えてるというところが素敵だと思います。

野村 ありがとうございます! 監督も今日、素敵ですよ。

三島 もうええねん! それいらんわ。

MC(黒木さんに向かって)現場でもこんな感じですか?

黒木 私はこのふたりの付かず離れずの痴話喧嘩を聞いてるっていう・・・(笑)

MC そうやってジリジリ近寄って来る。

三島 いつの間にか近くにいて。

黒木 空気だけでも味わっとこうと思って(笑)

MC 楽しそうな現場ですね~!

野村 楽しかったですけど、三島さんは時には鬼になることもあるんですよ。僕のおしゃべりが限度いき過ぎて。「ちゃんとやろっか!」とかって結構ありましたね。

三島 現場でサザンの歌とか歌い出すんですよ。ありえなくないですか!?

野村 ごめんなさい。三島さんには演出だけでなく、しっかりと教育もしていただいて。この映画は三島節が本当にいっぱい詰まっていて、すごい引き込まれると思いますよ。

MC 質問が届いていまして、「大輔は活字恐怖症でしたが、野村さんご自身が恐怖症になるぐらい怖いものは何ですか?」って。その答えは“三島監督”でよろしいですか?

野村 それしかないですね!(笑)

三島 いやいや、悪い噂立つからやめてくれるかな。もうちょっと優しいところを話しとく?

野村 三島さんはね、酔っ払ったらかわいいんですよ~。

三島 どうでもいい情報やん、ほんまに。

黒木 多分見出しになります。

野村 見出し「三島、酔っぱらうとかわいい」って。

三島 絶対ならへん。黒木さんはね、本を読む姿が美しくて。活字の良さって伝え方が難しいんですが、黒木さんのこの声で台本を読むことで、活字が音符として見えてくるんです。本当に感動的でした。

MC 黒木さん、気をつけられたことはありますか?

黒木 この物語の情景が浮かんでくるようになるべく話したいと思いました。

MC ところで、野村さんが演じた大輔は、おばあちゃんからすごく影響を受けていますね。

野村 そうですね、おばあちゃんからトラウマをもらってるんで。

MC ご自身はおじいちゃん、おばあちゃんから影響受けたことはありますか?

野村 おじいちゃんやおばあちゃんから学んだことはそんなないですね。(客席に向かって)おばあちゃん家って、絶対と言っていいほど、フルーツグミとかお菓子を詰め込んだ瓶、ありません? あ、うちだけ? おばあちゃんはお好み焼き屋さんなんで、おばあちゃんの作るそば飯、めっちゃうまいんですよ。もうひとりのおばあちゃんは中華料理屋やってるんで、ぜひ五目焼きそばを食べてみてください。

MC 持ち上げて、笑わせて、やっぱり真面目に収めてくださって、今の様子で野村さんは本当に真面目な方だなっていうのはわかりました。では、最後のご挨拶をお願いいたします。

野村 最初からこの映画に引き込まれていくと思います。素晴らしい照明、素晴らしいアングル、素晴らしい役者等々全て完璧に揃っておりますし、何と言ってもストーリーがすごくおもしろくて、しっかりとしたメッセージになってると思います。ぜひ、みなさん楽しんでください。今日はありがとうございます。

黒木 原作が好きな方も、原作を読まれていない方も本当に楽しんでいただけると思います。本が本という物体だけではなくて、時を超えて、人と人とを繋げて、その中で起こる人間関係の網の中を栞子さんと大輔さんが泳いでいくような作品です。鎌倉の風や、古本の匂いを感じながら、東出さんと夏帆さんの文学のように美しい姿も観ていただけたらなと思います。今日はありがとうございました。

三島 黒木華さん、野村周平さん、東出昌大さん、夏帆さん、成田凌さんというキャストたちと映画を作れたというのは、私の中で宝物のような時間だったと思います。私自身、死んだ人の思いは今生きてる人にいろんな形で伝わるという風に信じているところがあって、そんな奇跡の瞬間をこの映画で描きたいと思いました。映画をご覧になって、そんな瞬間を見つけていただけたら幸せです。今日はありがとうございました。

※10月20日発行号(11月号)では、黒木華さん、野村周平さんのインタビューを掲載しています

※上記は関西版ですが、北海道版関東版中国版でも同時募集中です。
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『ビブリア古書堂の事件手帖』

STORY 鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂。その店主である篠川栞子(黒木華)は極度の人見知りであるが、ひとたび本を手にすると本に対する知識があふれ出し、更には優れた洞察力と推理力を発揮する。そんなある日、五浦大輔(野村周平)が持ち込んだ夏目漱石の『それから』に記されたサインの真偽から、50年前の秘密を知ることとなり…。累計680万部突破の日本中から愛される文芸ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』を最高のスタッフ&キャストで完全映画化!

  • 原作:三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』(メディアワークス文庫/KADOKAWA 刊)
  • 監督:三島有紀子
  • 脚本:渡部亮平、松井香奈
  • 出演:黒木華、野村周平/成田凌/夏帆、東出昌大、他
  • 配給:20世紀フォックス映画/KADOKAWA

©2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会

11.1(木) よりTOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば、他にて公開

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