『Dr.コトー診療所』舞台挨拶(名古屋)に吉岡秀隆、髙橋海人、中江功監督が登壇!

2003年フジテレビの木曜10時枠で放送された連続ドラマ「Dr.コトー診療所」。医療ヒューマンドラマの原点として語り継がれている本シリーズの16年ぶりの新たな物語が12月16日に劇場公開となります。

公開に先駆け109シネマズ名古屋で行われた試写会に主人公・Dr.コトーこと五島健助役の吉岡秀隆、新米医師の織田判斗役の髙橋海人、中江功監督の3名がサプライズで登場!舞台挨拶を行いました。


吉岡 こんにちは!五島健助を演じました吉岡秀隆です。みなさん、これから観られるんですよね?隣にいる、判斗くんと一緒に、みなさん、志木那島の物語をお楽しみください。

髙橋 織田判斗を演じました、King & Princeの髙橋海人です。みなさんのワクワクする気持ちが伝わってきて、僕もドキドキしてきちゃいます。今日はよろしくお願いします!

中江監督 コトー先生と判斗先生がどのように絡んでいくのか、ぜひ楽しんで観てください。

吉岡さんは、名古屋はお久しぶりですか?

吉岡 はい。かなり久しぶりです。昔、映画のキャンペーンなどで連れてきていただいた時は、ひつまぶしとか手羽先とかをいただいて、とても美味しかったです。たぶん、(柴咲)コウちゃんは、味噌煮込みうどん好きだと思いますよ。

髙橋さんは、ライブなどでも名古屋に来られていると思いますが、名古屋での思い出はありますか?

髙橋 ライブは1番の思い出ですし、メンバーの平野紫耀の地元が愛知なので、友達の地元という感じで、親近感を持っています。

名古屋飯は好きですか?

髙橋 手羽先が好きです。

食べ方は知っていますか?

髙橋 紫耀が教えてくれて、端をぷりっと取って、そこから歯でスッと食べるんですよね…!

その通りです。もう名古屋民ですね

髙橋 (笑)

中江監督はどうでしょうか?

中江監督 キャンペーンで来た時に、みそかつを食べて、とても美味しかったですね。

さて、16年ぶりの、「Dr.コトー診療所」の続編ということですが、これを作ると聞いた時に、どのように思われましたか?

吉岡 随分前から続編の話を監督としていて、そうこうしているうちにコロナ禍になったりしたのですが、今思うと、こういう時代だからこそ、コトー先生がまた帰ってきたんだろうなと感じています。

久々にコトー先生を演じられて、最初は不安などありましたか?

吉岡 はい、もう不安しかありませんでした。僕が演じているのは、五島健助というひとりの医師なので、その医師が持つ悲しみみたいなものを僕自身がきちんと理解しないと、周りの人から見た時に“コトー先生”とは呼んでもらえないと思ったので、そこは常に大切にしていました。

髙橋さんは、今回長く続いてきた「Dr.コトー診療所」シリーズの続編に新しいスパイスとして加わったわけですが、出演が決まった時はどのように感じられましたか?

髙橋 出演が決まった時は、宝くじが当たったような感覚でした。小さい時に母親と一緒に観ていた大好きなドラマだったので、あの世界観の中に自分が入れるんだというワクワク感と同時に、長く続いてきた作品なので、作品のファンの方やキャストさんに受け入れてもらえるだろうかというプレッシャーも感じました。でも現場に入ってからは、そこは気にせずに、織田判斗として立ち向かっていこうという覚悟で臨みました。

錚々たる顔ぶれの中、入っていくのは相当緊張されたと思います。監督から見て、織田判斗を演じる髙橋さんをどのように感じられましたか?

中江監督 かなりの緊張とプレッシャーの中で戦っていたと思います。柔らかくて弟キャラの髙橋くんと、演じる判斗先生は、ギャップもあるので、そことも戦いながら頑張って演じていたと思います。

与那国島での撮影で印象に残っていることはありますか?

吉岡 コトー先生に戻るためにウォーミングアップで往診から自転車で走るシーンから撮ったのですが、島民の方が「コトー先生!」と声を掛けてくれて嬉しかったですし、その声が僕をコトー先生に戻してくれました。

16年ぶりに自転車で島内を走った感覚は16年前とは違いましたか?

吉岡 電動自転車になったので楽でした(笑)

髙橋さんは錚々たる顔ぶれの中で、諸先輩から様々なことを教えていただいたのでは?

髙橋 たくさんのことを教えていただいたのですが、それは心にしまっておきたいので、ジャブ程度のものですが。現場に向かっている途中に民家にヤギがいて、ペットだと思っていたのですが、吉岡さんに島に来た人たちに振る舞うヤギ汁用だと教えていただきました(笑)

中江監督はキャスト陣が揃ったときはどう感じられましたか?

中江監督 16年ぶりに会う方もいましたが、全く年月を感じませんでした。親戚が集まったような感覚で、違和感がなかったです。

髙橋さんは初めて泉谷しげるさんにお会いした際はいかがでしたか?

髙橋 「俺たちにビビんじゃねーぞ!」って言われて(笑)

吉岡 髙橋くんは本当に忙しいので、湾岸スタジオの前室でちょっとでも寝たほうがいいよと言ってウトウトしかけたころに泉谷さんがいらっしゃるんですよ。シゲさんのまんまで(笑)。泉谷さんはサービス精神が旺盛な方なので場を盛り上げようとしてくださるんです。

医師を演じる上で苦労したことはありますか?

髙橋 判斗は医者の家庭に育ったというバックボーンのあるキャラクターなので、その人生を考えた上で撮影に望みました。医療シーンに関してはかなり勉強をしました。

吉岡 僕はすっかり忘れてしまっていたので、オペのシーンは髙橋くんに教えてもらいながら撮影しました。

最後に一言メッセージをお願いします。

中江監督 TVシリーズを全く観ていない方も心配する必要はございません。この映画単体で楽しめるので、ぜひ今のコトー先生と島のみんなをご覧になって、ホッとしていただければと思います。

髙橋 僕は命のことを考えるなんてもっと先のことだと思っていましたが、この作品を通して生きることや思い合うことの尊さを感じることができました。16年前のあの島民が今も生きている志木那島に、みなさんも織田判斗と一緒に行ってください。そしてその中で判斗の成長も観ていただきたいです。

吉岡 このコロナ禍のなかでできる精一杯の作品です。主役は16年の年月だと思っています。16年前、自分はどうしていたと思い出しながら、皆さんの歴史と僕たちの歴史を共有できれば嬉しいです。




STORY

日本の西の端にぽつんと在る美しい島・志木那島。本土からフェリーで6時間かかるこの絶海の孤島に、19年前東京からやってきた五島健助=コトー(吉岡秀隆)。以来、島に“たったひとりの医師”として、島民すべての命を背負ってきた。長い年月をかけ、島民はコトーに、コトーは島民に信頼をよせ、今や彼は、島にとってかけがいのない存在であり、家族となった。数年前、長年コトーを支えてきた看護師の星野彩佳(柴咲コウ)と結婚し、彩佳は現在妊娠7ヶ月。もうすぐ、コトーは父親になる。二人と共に暮らす彩佳の両親・正一と昌代、漁師の原剛利、ご意見番の重雄や漁師仲間、スナックを営む茉莉子、診療所を手伝う和田らが、今日もそこで静かに暮らしている。
2022年現在、日本の多くの地方がそうであるように、志木那島もまた過疎高齢化が進んでいる。現実を前にしながらも、コトーの居る診療所があればまあ大丈夫だろうと、皆心のどこかで思っていた。16年間経った今も蒼く広がる海や水平線、波の音、夜空の星の輝きは変わらないが、島は少しずつ変化している。そんな診療所の穏やかな日常にもある変化が忍び寄っていることを、誰もまだ気づいてはいない―

映画『Dr.コトー診療所』
    • 監督:中江 功
    • 出演:吉岡秀隆 柴咲コウ
      時任三郎 大塚寧々 髙橋海人(King & Prince) 生田絵梨花
      大森南朋 泉谷しげる 筧利夫 小林薫
    • 主題歌:中島みゆき『銀の龍の背に乗って』
      (ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス/ヤマハミュージックコミュニケーションズ)

Ⓒ山田貴敏 Ⓒ2022映画 「Dr.コトー診療所」製作委員会

12月16日(金)よりミッドランドスクエアシネマ他全国東宝系にてロードショー