岸田タツヤ|「自分の道を突き進んで周りの顔色を気にせずに、バカみたいに遊べ!」

2019 年戦隊シリーズ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」でリュウソウブラック役を演じ注目を集めた岸田タツヤさんが初のフォトエッセイ「岸田タツヤと変な人たち」を4月に発売。東海オンエアに憧れ、今はYouTuberとしても活躍する岸田さんにお話をお聞きしました!

「俳優バージョン」「YouTuberバージョン」
両A面仕様のフォトエッセイ

今回初のフォトエッセイ「岸田タツヤと変な人たち」が完成しました。今のお気持ちをお聞かせください。

岸田 一戦隊シリーズが終わった直後に写真集を出す流れが多いと思うのですが、自分であまり需要を感じていなくて拒んでいた部分があったんです。でも、今の時代的にもグローバルに活動するのが流行りということと、自分が俳優とYouTuberの二面性を持てたこと、そして本書は両A面という形で文章も写真もあって、この温度感で他とは違う本ができるなら面白いのかなと思って作りました。

本書は表から読むと「俳優バージョン」、裏から読むと「YouTuberバージョン」という、かなり変わった両A面仕様で岸田さんを2倍楽しめる一冊だなと思います。ズバリ見所を教えてください。

岸田 タイトルにもある通り、「岸田タツヤと変な人たち」の “変な人” がどちらかというとメインです。僕が写ってないページもたくさんあります。ただ、そういう人たちが、今の僕を育てたというか作ってくれたのは間違いないです。僕に特殊能力があるとすれば、人に出会う能力や、人との繋がりだったりするので、そこは遺憾なく発揮させていただきました。フォトエッセイの内容から帯までいろんな人に頼って助けていただいたので、そういう意味でいうと、“僕” というより僕の周りの人がどんな人なのかを知ってもらうことで、岸田タツヤがどのようにしてできあがったのかをすごくわかっていただけると思います。

今回、東海オンエアのてつやさんが推薦文を書かれていますが、てつやさんには既に本をお渡しされましたか?

岸田 メッセージも入れて事務所を通して送ったんですけど、てつやは配送物とか開けるヤツじゃなくて、基本的に玄関にバァーって積んでいるタイプなので、おそらく見ていないと思います。

(笑)

岸田 撮影中もてつやとのシーンがたくさん出てくるのですが、てつやがオフを過ごしているところにカメラマンと乗り込んで撮らせてもらったスチールなんです。

てつやさんの推薦文を初めに読まれた際はどのようなお気持ちでしたか?

岸田 全然ふざけないじゃん! と思いました(笑)。もっとふざけてくると思ったんですけど、本人に聞いたら “帯はどうやって書くのか” をいろんな本を見て研究したらしくて。“ふざけちゃいけないんだ! 売れ行きに関係あるんだ!” と感じたらしくて、割としっかり書いてくれたようです。てつやは本当に頭の回転が早くて、初めてのことをやらせると一番に上達するのはてつやなんです。あんまり言いたくないですけど、すごく “てつや味(み)” を残しながら本の魅力も全て含めてくれた秀才な一面が見える帯だなと心の中で思ってます。

“YouTube界の天才” とも言われているてつやさんが帯に “天才” という言葉を書かれていました。どのようなお気持ちでしたか?

岸田 いや、忖度でしょう!?(笑)

忖度ですか!

岸田 忖度だと思っています。一緒にご飯を食べていて飛び交う会話でも思うんですが、僕の周りの人たちは天才が多いんですよ、本当に。その人たちが周りにいるという能力だけは僕にあるのかなと思います。

本書では、十年来の親友である本郷奏多さんが岸田さんについて存分に語られていますが、本郷さんとのインタビューはいかがでしたか?

岸田 奏多のインタビューを横で聞いていてIQが高いと思いました。一文字も余分な言葉がなく本当にに素晴らしい文章です。本郷奏多に何かを頼むことはたぶんめちゃくちゃ難しいと思うんですよ。そんな彼が僕について本当に考えていい言葉を話してくれてたので、とても魅力的なページになっていると思います。めちゃくちゃレアだと思います。

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