京都の芸術大学に集まった、音楽に情熱を注ぐ学生たちの夢や葛藤が描かれる『ミュジコフィリア』が11/19(金)より公開! 入学早々「現代音楽研究会」に巻き込まれた新入生・朔と天才作曲家として注目される朔の兄・大成、そして朔に想いを寄せる凪…。音楽に刺激され、感動が込み上げる青春群像劇です。凪を演じた松本穂香さんにお話を伺いました!
高校時代の演劇部に似ていた
最初の京都の賀茂川沿いのお花見シーンから引き込まれました! 景色もすごくきれいだし、京都の大学生にも憧れました! オール京都ロケだったんですよね?
松本 そうですね。私は大阪出身なので京都は身近だったのですが、私が見てきた京都は賑わっている観光地のイメージだったんです。今回の撮影では賀茂川だったり大文字山だったり、都会の京都ではない“自然”という、新しい一面に触れられたなと思います。
賀茂川の中洲でグランドピアノをバックに歌われているシーンもとても感動しました。あの場所に立って、何か感じられたことはありましたか?
松本 流れている川のせせらぎの音も聴こえてくるし、鳥も飛んでいるという自然の中で、風景に助けられたというか、風景が引っ張り出してくれた部分はすごくありました。スタジオでは絶対にあれほど気持ち良くは歌えなかっただろうなと思います。
一番気に入っているシーンはどこですか?
松本 観ていて引き込まれたのは、朔と大成さんの兄弟のシーンです。監督やスタッフさんから「良いものが撮れた」とは聞いていたのですが、撮影に立ち会っていなかったので、試写で初めて観て、想像していた以上に大成さんの苦しみが画面に映し出されていて、作品の中で大事な要素になっているなと思いました。
山崎育三郎さんの演技、ちょっと怖いくらい迫力がありましたね。ちなみにあの個性派揃いの「現代音楽研究会」に勧誘されたら、松本さんは入ってみようかなと思われますか?
松本 思いますね(笑)。私は高校の時に演劇部だったんですが、この演劇部も変な人の集まりだったんです。自衛隊オタクがいたり、モデルガンが好きな子がいたり、アニメオタクがいたり…。私はオシャレな人たちの集まりよりも、変わっている人がたくさんいる中の方が素のままでいられて楽しいんだと思います。
演劇部の中では松本さんはどんな立ち位置だったんですか?
松本 みんなが輪になっているのをちょっと離れて端っこから見ている感じで、私としては“透明”くらいのフツーという気持ちでいたんですが…、みんなからは“ムッツリ”と言われてしまいました(笑)
文化祭で発表されたりしましたか?
松本 体育館で発表しました。ただ体育館はダンス部の盛り上がりがすごくて、埋もれていました。出し物は、私のクラスはあまり力を入れていなかったんですが、一度だけなぜか一人で文化祭を仕切ったことがあって…普段はすごいおとなしいくせに、なんであの時、あんな大きい声で仕切ったんだろうって、たまに恥ずかしすぎて思い出しちゃいます。
そうだったんですね(笑)
松本 でも恥ずかしい思いも全部青春になるから、みんなもいっぱい恥ずかしい思いしてください(笑)
楽しい感情を覚えておいて欲しいな
この映画では、登場人物たちそれぞれにとっての音楽が描かれていましたが、松本さんにとって音楽ってどんな存在ですか?
松本 最近、音楽は自分の気持ちの状態を確認させてくれる存在なんだなと気がつきました。今は調子がいいとか、ストレスが溜まっているとか。気持ちがしんどい時にアップテンポな曲を流しても全然入ってこないし、逆に切ない曲を流すと涙が出たりするし。そんな時は、自分は思っていた以上にしんどかったんだなと気づいて、感情に任せて泣くとスッキリします。音楽は私のメンタルを確認したり調整してくれる大事な存在ですね。
音楽はどんな時に聴かれますか?
松本 夜に家で聴くことが多いです。あまり移動中に聴くことはなくて。最近は女性の曲が多くて、カネコアヤノさんやチャットモンチーさんをよく聴きます。
以前一人カラオケにも行かれるとおっしゃっているのを見たことがあるんですが、最近はどうですか?
松本 今でも時々行くことはあります。でもカラオケに一番よく行っていたのは高校生の頃ですね。友だちと行って、盛り上がっておかしなテンションで踊ったりもしていましたけど、さすがに今はなくなりました(笑)
最後に高校生にメッセージをお願いします!
松本 映画の中でもそれぞれの夢に向かう登場人物が描かれていますが、きっとこの先何かに向き合っていく中で、プレッシャーや責任感に押し潰されそうになって、“楽しい”気持ちを忘れそうになってしまう時がくると思うんです。そんな時に思い出せる材料として、お仕事になる前の今の気持ちを覚えていて欲しいなと思います。私自身演劇部で初めて演技を人に褒めてもらえた時のことが今でもすごく残っています。一緒に平和に頑張っていきましょ!
「高校生のお金事情、大公開!」
Q. 高校時代、何にお金を使っていた?
松本穂香
当時は彼氏がいたので、お菓子やお弁当を作ってあげるための材料を買っていました。結構重かったと思うんですけど、作ってあげるのが好きでマフラーも手編みで作ってました(笑)。あとはUSJに行ったり。バイトをしていなかったので大きな買い物をすることはなかったのですが、買わずに後悔するくらいなら買っちゃえ! と当時はあまり考えずに今を生きてました。結局使わないものもいっぱいあるので、皆さんちゃんと考えて使った方がいいですね(笑)
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高校時代の演劇部のこと、音楽の話、高校時代のお小遣いの使い道、どのエピソードも素敵でした😻🎧
【応募方法】11/19(金)締切
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— ch FILES関東版 (@chFILES) October 20, 2021
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- 原作:さそうあきら「ミュジコフィリア」(双葉社刊)
- 監督:谷口正晃
- 出演:井之脇海、松本穂香、山崎育三郎、川添野愛、阿部進之介、他
- 配給:アーク・フィルムズ
- ©2021 musicophilia film partners ©さそうあきら/双葉社
11/19(金)全国公開(11/12京都先行公開)