古川直子(TENGAヘルスケア教育事業部)|高校生のお悩み相談「セックスで寂しさを埋めてしまいます」

今月の「高校生お悩み相談室」は、
10代のための性教育サイト「セイシル」・SNSの運営、女性向け商品の開発を担当され、5月に発売された「セイシル 知ろう、話そう、性のモヤモヤ 10代のための性教育バイブル」(KADOKAWA)の編集にも携わるTENGAヘルスケア教育事業部マネージャー/助産師の古川直子さんがご回答くださいました。

セックスで寂しさを埋めてしまいます

相談者 私は極度の寂しがり屋です。寂しくてどうしようもない日は初めて会う人とセックスをしてしまいます。セフレとしてでも存在を認めてくれることが嬉しくて。でも本当は大好きな人と愛のあるセックスがしたいです。どうしたら自分に自信が持てて、寂しい気持ちをまぎらわせることができますか?

自分の時間に集中してみては?

古川 大事な想いを話してくれてありがとう。実は私も似たようなことがありました。セックスがその人とつながれる唯一の愛情表現だと思って、その人と会うたびにセックスをしては寂しい想いやストレス、誰にもぶつけられない想いを消化していました。でも、とても寂しさが込み上げました。それは、彼と心のぶつかり合いができていないと思ったからです。彼のことも何も見えていなかった。だから、散歩をしたり、本を読んだり、映画を観たり、SNSで自分に響く言葉を見つけたり、とにかく自分の時間に集中しました。それから彼ともとても居心地のよい距離感の関係を築けて、お互いの心や内面についての話ができるようになりました。

セイシルのサイトでは、性教育ドラァグパフォーマーのラビアナさんもご回答くださっています。「寂しさをまぎらわすためにセックスをしてしまうの、私も共感する。そんな自分が嫌になってしまう気持ちもすごくわかる。私はメイクやファッション、ダンスをすることで、セックスをしたくなる衝動を落ち着かせているよ。新しい趣味を探してみるのはどうかな? 同じ趣味の友だちができることで寂しさも吹っ飛ぶんじゃないかな」

読者プレゼント

10代のための性教育サイト
セイシル

BOOK INFO

「セイシル 知ろう、話そう、性のモヤモヤ 10代のための性教育バイブル」
(KADOKAWA刊)
1,650円(tax in)
発売中