【よしもとTALK 】ヤンシー&マリコンヌ「夢がなくても早起きして、勉強して筋トレして、サウナで整って!」

ラスベガス仕込み!? の吉本新喜劇リンボーダンスデュオ、ヤンシー(松浦真也)とマリコンヌ(森田まりこ)によるヤンシー&マリコンヌがよしもとTALK初登場! 「プロ意識は高く! リンボーバーは低く!!」を合言葉に最高のパフォーマンスを日々求め続けているお二人のお話にきっと力をもらえるはずです!

陽気なヤンシー&マリコンヌの
高校時代から新喜劇までの道

8月25日に開催されたSDGsの目標達成を旗印にしているイベント「Warai Mirai Fes 2023 ~Road to EXPO 2025~」でヤンシー&マリコンヌさんのステージを観せていただき、ネタを楽しみながらSDGsを学ぶことができました!

マリコンヌ SDGsの17の目標をすべて達成するには、まず人との協力が大切だと思うのでみんなもっと平和に仲良くやりたいですね。

ヤンシー ただ、僕たちは“ジャストビジネスパートナー”で、パートナーシップにはお金だけの繋がりもあるぞ! という(笑)

マリコンヌ  私たち、お金だけで繋がってます! (インターネットで)「ヤンシー&マリコンヌ」と検索すると、「夫婦」「離婚」とか出てくるんですけど、夫婦でもないし、結婚も離婚もしてない。私たち、別の人と結婚してますから(笑)

ところで、お二人が高校時代に一番ハマっていたことは何ですか?

ヤンシー 僕はラグビー部に入っていて、(部活を終えて)家に帰ったらギター弾いてみたいな生活でした。この2つはほんまに好きでしたね。

ギターにハマったきっかけは何ですか?

ヤンシー 高1の時にギターにハマったんですけど、『スタンド・バイ・ミー』って映画はご存知ですか? 少年が冒険するやつ。その映画のパンフレットが家にあって、パンフレットの裏にギターのコード表が書いてあって、「このコードを押さえたらギター弾けるんちゃうん?」みたいな。そこから大好きになりました。

ラグビー部に入られたきっかけは?

ヤンシー 中学の時はサッカー部やったんですけど、あんまり自分に向いていない気がして。サッカーは相手にぶつかったらファールになるので、もっとぶつかれる格闘技的なことをしたいなと思って。

マリコンヌ ええ! 血気盛んやってんな。

ヤンシー この見た目からは想像もできないかもしれないですけど(一同笑)

ヤンシーさんは、高校卒業後は大学へ進学されましたが、何学科でしたか?

ヤンシー 夜間学部の英米学科に通っていました。学科ではスペイン語も習っていたので、めっちゃデタラメなんですけど、外国語のネタにはちょっとは生かされてると思います(スペイン語っぽく大声で歌い出す)

英米学科を選ばれたのはなぜですか?

ヤンシー 裁判所の司法通訳になりたかったんです。日本語を喋られない外国の被告人が不当な判決を受けないためには通訳が必要なので、「この仕事や!」と思って頑張って大学に入ったんですけど、ちょっとバンドに…。

マリコンヌ 勉強するのを忘れてバンドに目覚めちゃった。

ヤンシー はい…。通訳になる夢も知らない間に疎かになって、卒業に6年かかってしまいました。

大学卒業後は賃貸住宅を扱う会社に就職されたとのことですが、就活時に芸人さんという選択肢はゼロでしたか?

ヤンシー  (ギターを弾きながら)ほんまに「zero〜♪」 完全にゼロでした。

お笑いはお好きでしたか?

ヤンシー ダウンタウンさんの直撃世代で、お笑いはずーっと大好きでほんまに見る方でした。まさか自分がやるとは思ってなかったです。

会社員としての生活はどうでしたか?

ヤンシー 僕はなかなか契約が取れず営業成績が良くなくて…辛かったですね。29歳で仕事を辞めてお先真っ暗。いろんな会社の面接を受けたんですけど不採用で…。そんな時に姉ちゃんから「吉本新喜劇のオーディション受けてみたら?」と言われて、受けることにしたんです。

マリコンヌさんの高校時代はいかがでしたか?

マリコンヌ 高校では創作ダンス部に入っていて、ダンス漬けの日々でした。休日は(兵庫県)丹波篠山から1時間半ぐらいかけて今で言う(よしもと)漫才劇場のような(心斎橋筋)2丁目劇場に通うお笑い好きの高校生で、千原兄弟さん、ジャリズムさん、中川家さん、テンダラーさんとかいろんな人を追っかけていました(笑)

大学ではスポーツ学コースで教員免許を取得されて、卒業後はスポーツジムで子どもたちに水泳を教えられたり、中学校や小学校で子どもたちの支援をされたりしていたそうですが、その経験が今のお仕事に生きていることはありますか?

マリコンヌ はい。プールのコーチをしている時にゴリラの真似をして子どもたちを喜ばせることがすごく好きでした(笑)。新喜劇に修学旅行生が団体で観に来てくれることがあるんですが、中高生を見るとめっちゃテンションが上がります。

マリコンヌさんは大学卒業後、吉本さんに入ることは考えなかったのですか?

マリコンヌ 自分の中で夢の話と思っていたので避けて考えていました。大学で教員免許を取ったので、高校の保健体育の先生になって、創作ダンス部を作って、その部活顧問になるのが夢やったんです。でも、実際に中学校で働いた時に、子どもたちは可愛いけど勉強が身についていないのに教えられる立場じゃないと気付いてしまったんです。そんな時に久々に新喜劇を見ていたら、”子どもの時から新喜劇に出たいと思ってたんや。ゴリラで暴れたい!“と思ったんです。そしたらちょうど新喜劇のオーディションを募集していたので、もしかしたら近づけるかも! とオーディションを受けてゴリラのモノマネで吉本に入ることができました。

▶お二人にとって吉本新喜劇はどんな場所?