高野洸|高校生のお悩み相談「やることに追われて心に余裕が持てない」

今月の「高校生お悩み相談室」は、
これまでにミュージカル「刀剣乱舞」、舞台「ヒプノシスマイク」等に出演。今年は2月に舞台「キングダム」の主演を務め、6月に7枚目となるシングル『zOne』をリリースし、10月より全国ツアー「高野洸 5th Anniversary Live Tour「mile」~1st mile~」がスタートする高野洸さんにご回答いただきました。


やることに追われて心に余裕が持てません

るい(高3) 今、高3なのですが、学校、バイトなどいろんなことに追われて心に余裕がなくなってきました。俳優活動、音楽活動など多方面で活躍されている高野さんは時間に追われている時はどのように気持ちを切り替えますか?


気分転換するための時間を作る

高野 皆さんと環境が違うので何とも言い難いのですが、何か端折れる部分やこれ無駄じゃないかな? ということを見つけることが必要かなと思います。僕は時間に追われてしんどいなと思う時は、睡眠時間を少し削ってゲームをしています。なんとしても(笑)。お芝居や音楽は人それぞれ受け取り方が違っていて正解がないですし、数値化ができなくて難しさを感じることがあるので、そんな時はちょっと異世界に行けるような感覚になるゲームで自分をリラックスさせたりしています。でも、一番大事なのは頑張っている自分を褒めてあげることだと思います。


高野さんは学生時代に学業と俳優のお仕事を両立するために意識していたことや、工夫していたことはありますか?

高野 僕は高校時代に学業をしっかり頑張らないと! と思っていた時期もあったのですが、途中からは芸能活動一本に集中すると決めたのでしっかり両立はできていなかったんです。仕事がある日は福岡から東京に通って、高校には登校できる時に行くという感じだったので、当時の僕より皆さんの方がもっと大変だと思います。学業とその他のことを両立するには両方それぞれに楽しくなる要素を見つけたり、何か自分が喜ぶきっかけを作ったりして自分の心を満たすといいんじゃないかと思います。例えば部活では「こいつに勝つ!」という目標を決めることや、自分自身のことでいうと僕は学業において効率重視だったので「どうすればテストで点数を取りやすいか」と具体策を練っていました。ちなみに僕の効率の良いテストの勉強法は、「目で見て、書く!」です。

ソロアーティストデビュー5年目おめでとうございます! 2009年から芸能活動をされている高野さんにとって、ソロデビューから5年間はどのような時間でしたか?

高野 知らない世界の連続でした。俳優と違ってアーティストはゼロから作り上げることが多いので、そういう意味でも考えることはよくありました。いろんなアーティストがいるけれど、“自分は自分でいた方がいい” と気付けたのは結構最近だと思います。それは、5年続けていなければ気付けなかったことだと思いますし、これから先ももっと気付けることがあると思っています。

高野さんがアーティストとして5年前にやりたかったことは今できていますか?

高野 やりたかった音楽はやれています。特に『zOne』は自分が目指していた音楽性なのでこの曲ができて良かったです。ヒット曲ができたらとも思いますが、多くの人に刺さるような曲ができるといいなとずっと思っています。

10月からは全国ツアー「高野洸 5th Anniversary Live Tour「mile」~1st mile~」がいよいよスタートします。ツアーの準備は順調ですか?

高野 セットリストと大体の演出のプランは決まっています。今回初めて生バンドでライブを構成していて、バンドの皆さんとリハーサルをしていく中で一緒にライブ内容を作っていけたらと思っているので、もしかすると構成はガラッと変わるかもしれないですけど。でも、とてもワクワクしています。

今回のライブの意気込みをお聞かせください。

高野 今回はお客さんとの距離が近い会場が多いこともあって、シンプルに僕の音楽を楽しんで欲しいという想いから生バンドで構成することになりましたので、音にどっぷり浸かって欲しいです。あと僕の楽曲はバンドと融合しづらいジャンルが多いのでどう融合していくか僕も楽しみですし、皆さんにも期待していただけたら嬉しいです。

今回のライブで一番楽しみにしていることはやはり生バンドですか?

高野 そうですね。楽しみとは少し違うかもしれないですが、今挑戦している楽器を今回のライブで初披露するので緊張しつつワクワクしています。

5周年突入の記念すべきツアーということで、ファンの方々に対する想いをお聞かせください。

高野 皆さんが応援してくださることが、めちゃくちゃ嬉しいですし、感謝しています。音楽活動ではライブをしたり、普段皆さんの日常に馴染めるような曲を作ったり、舞台や映像では皆さんの心を動かすことができるようにエンタメを通じて恩返しをしていきたいです。

ライブでの声出しが解禁になり、お客さんもライブをより楽しみにされていると思います。ライブを楽しみにしている皆さんはどんな準備をしてライブに臨めば良いでしょうか?

高野 グッズの色味をちょっと薄めの緑とサーモンピンクにしたので、グッズをまとって会場に来てもらえるとより楽しんでいただけると思います。グッズは身に付けて恥ずかしくない物を絶対に作りたかったので、何度も修正していただいてこだわって作りました。ぜひ、愛用していただけると嬉しいです。

7枚目のシングル『zOne』を聴かせていただきました。柔らかな歌声にしなやかで力強さを感じるような曲調に引き込まれました。「皮肉にも俺の理想像は軽く超えた」という歌詞が、ゾーン状態に入れば自分の想像以上のものが叶えられてしまう力があるという意味に感じられて感動しました。高野さんの作詞は日常のことが影響することもありますか?

高野 『zOne』は、今言っていただいたようにゾーン状態になると想像を軽々と超えていくと思うので、その状態を書きたくて詞にしました。僕は普段、舞台前は緊張して、初日は不安を抱えたままステージに出ることがあるのですが、ステージ出るとすっと役に入り込むことができるんです。他にも番組で「太鼓の達人」で画面を隠しながらミスなく叩けるかという企画に挑戦してクリアできた時は、自分の力じゃ追いつかない集中力で神秘的な感じがあったんですね。それは意外とゾーンの状態に近いんじゃないかなと感じました。あと、作詞している時期に漫画「キングダム」を読んでいて、主人公の信が自分より強い相手に立ち向かう時に普段以上のパフォーマンスをするのはゾーン状態に入っている時だと思ったので、そういうところからもインスピレーションを受けました。

どのような時に歌詞が浮かぶのですか?

高野 『zOne』に関しては時間をかけて歌詞を作ったんですが、気持ちのいい母音から歌詞を作ることが多いですね。例えば『zOne』だとサビのメロディーで、絶対「お」で伸ばしたいって思っていたんです。「あ」だと爽やかすぎて、「い」だとちょっと細くて、「う」だとなんかこもっていて、「え」だとおしゃれすぎる。「え」もいいですけど、「え」だと勢いが足りないので、「お」ですね。そうやって作っていきます。

2学期が始まり高校3年生は本格的に受験勉強に取り組んでいます。 高野さんの『ツイてる。』はすごく前向きになれて好きなのですが、勉強を頑張る高校生に高野さんの楽曲でオススメの曲を教えてください!

高野 確かに前を向きたい時には『ツイてる。』は聴いて欲しいですね! 他にも前を向ける曲はたくさんあると思うのですが、曲のメロディーや楽器のニュアンスで心を落ち着かせることができる『Stay with me』はきっとリラックスできると思います。サビのキャッチーなメロディーは心地よくてパッと明るい気持ちにさせてくれると思うので、勉強をしすぎて疲れた時にぜひ聴いて欲しいです。ちょっと休憩するぞ! という時に流し始めて、その後また勉強を頑張ってみてください。

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高野洸Akira Takano
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『zOne』<C盤>
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<高野洸 5th Anniversary Live Tour「mile」〜1st mile〜>
10/13(金) 東京・Zepp Haneda
10/17(火) 愛知・Zepp Nagoya
10/19(木)・20(金) 大阪・Zepp Namba
11/5(日) 宮城・仙台GIGS
11/8(水)・9(木) 福岡・Zepp Fukuoka
11/15(水)・16(木) 神奈川・KT Zepp Yokohama