改元に伴いプリマ旦那から令和喜多みな実へ改名したふたりの覚悟とは?

プリマ旦那改め、“令和喜多みな実”となったおふたり。コンビ名を変えた理由、そこに込められた深い思いとは?
chスタッフがおふたりに迫りました!

新しいコンビ名は関西色があり
掛け言葉にもなっている

10年以上 “プリマ旦那” として芸歴を重ねてこられて、改名することに寂しさはありませんでしたか?

野村 寂しい気持ちもあるんですけど、芸人として同じところに留まっているより、変わりたいし動きたいなっていう気持ちが大きかったんです。

河野 僕はまだプリマ旦那でいいんちゃう? って言ってたんですけど、今回はタイミングも良かったし納得しましたね。

新しいコンビ名の “喜多みな実” という言葉に込められた思いを教えてください!

野村 僕らは上方の漫才を広めたいと思っているので、梅田があるキタ、難波があるミナミという関西色がある響きで、日本全国北から南に行けるような漫才師になれるようにという思い、夢路いとし・喜味こいしという漫才の大師匠のように、名前が掛け言葉になって皆様に福を配れるような漫才師になれたらいいなという気持ちを込めています。

おふたりの芸風は正統派漫才という印象ですが、改名されて芸風は変わりますか?

野村 そうやね…、主戦場はコントになるのかな。

河野 ややこしいな~(笑)。変わらないですよ。より正統派の要素が強くなると思います。

そんなおふたりそれぞれが思う、お互いの凄いところを教えてください。

河野 野村は芸人として、絶対に曲げない信念があるところですね。

野村さんから見た河野さんは?

野村 いい加減なところですかね。クヨクヨしないし、悩まないし、何も考えないし、人のせいにするし(笑)。僕もいい加減なところもあれば真面目なところもあって…。例えば一本漫才作って、ウケてもウケなくても、河野は作る過程で頑張ったと思えたらそれでいいんですけど、少しでも足らないと不安になるタイプ。僕は逆に絶対的な自信があるから、過程をめちゃくちゃサボるんです。

野村さんの自信はどこから湧いてくるのですか?

野村 人伝に聞いたところによると、どうやら僕、天才らしくて…(笑)。まぁ、それはここまで続けてきたという自信もあるし、プロやから責任感もあるし、まあ、逆に(河野は)セミプロやから…。

河野 誰がやねん(笑)、12年やっとんねん! プロですよ、僕も! 根拠は全くないないけど、やりたいことには自信を持っておいた方がいいよね。

野村 そうそう、自分の評価を下げて前に進まないのは馬鹿らしい。周りに厳しい評価をしてもらった時はへこまず、なぜそういうパフォーマンスしかできなかったのかを考えて、それを踏まえて次は何を作ろうかとつなげていくんです。これはどの仕事でも、学生生活でも、恋愛でもなんでもそうやと思います。

おじいちゃんになっても使えるような名前にしたくて改名しました!

野村さん

河野さん

“より漫才らしい”とか”渋い”って言われます
高校生の頃からワッハ上方で
いろんな落語や漫才に浸る

河野さんは大学受験をされていますが、その経験が今の仕事に活きていることはありますか?

河野 受験の入試日は事前にわかっているので、その日までどうやって勉強していくのか、計画の立て方を学びましたね。そのおかげで、今もスケジュール管理は僕がすることが多いです。

野村さんは高校時代、上方の伝統芸能を学ばれていたそうですが、それは今のお仕事にプラスになっていますか?

野村 そうですね。たとえば、70歳を過ぎた師匠ともお酒の席で話ができるのは、高校生の時にその師匠が若い時にやっていた落語や漫才を見ていたから。どの仕事でもそうですが、先人が昔から積み上げてきたことの上に今があることを学びましたね。

ちなみに、野村さんが10代の頃に興味があった方というのは?

野村 えー、いっぱいいてはりますよ! 例えば、漫才やったら中川家さん、海原やすよ・ともこさん、落語は桂枝雀師匠、桂米朝師匠、笑福亭松鶴師匠とか、いろんな上方の落語を追ってましたね。ワッハ上方(大阪府立上方演芸資料館)の資料室に一日中こもっていることもありました。

野村さんは芸人の他に、舞台役者もされていますが、両立されていることで得られることは何ですか?

野村 笑いは観ている人に笑ってもらうっていうひとつの感情だけになるけど、お芝居は笑いもすれば、怒りもあるし、涙もあるし、いろんな感情を引き出せる楽しさがあるので、芝居で得た、より細やかな人間の感情の機微が漫才にも活きているなと思いますね。

令和の時代になっても
劇場で生の良さを伝えていきたい

最後に、おふたりの新たなスタートに対する思いを聞かせてください!

河野 これからもしっかり漫才をしていって、大阪だけじゃなく全国の方に “令和喜多みな実が出ているからなんばグランド花月に行きたい!” と思ってもらえるような存在になりたいです。

野村 新元号をコンビ名に入れて、 “これで売れてやろう!” ではなく、 “歳をとっても漫才を続ける!” という覚悟でやっていきます。僕は十代の時、劇場の空気に感銘を受けてこの世界に来たので、令和の時代のみなさんにも劇場に来ていただけるように、生の良さを伝えていきたいですね。

令和喜多みな実さん、今日はありがとうございました!

関西版関東版・中国版
よもぎもち(高3)
(2019年5月20日発行号掲載)

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令和喜多みな実れいわきたみなみ

野村尚平(のむらしょうへい)
’88年4月14日生まれ 大阪府大阪市出身

河野良祐(こうのりょうすけ)
’86年10月25日生まれ 大阪府堺市出身

’08年2月コンビ結成。
’19年5月1日にプリマ旦那から令和喜多みな実に改名。

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