日頃からアイデアや考えを形にする方法を学び、学生主体で社会に発信する場を設けている名古屋学芸大学のメディア造形学部。今回はこの秋開催の3つの大きな企画について、それぞれの代表を務める学生さんたちにお話をお聞きしました。
名古屋学芸大学メディア造形学部って?
映像、デザイン、ファッションといったクリエイティブのプロフェッショナルを育てる3学科。それぞれ専門性の高い分野を学びますが、まずは1~2年次に分野の基礎を学び、3~4年次に自分の志向に合った領域を選択できるので、自分の興味関心だけでなく、適性のある分野のプロフェッショナルをめざせます。
所属学科以外の専門領域も学ぶことができるので、クリエイティブの幅が広がるは名古屋学芸大学メディア造形学部ならでは。さらに、学生一人ひとりがなりたい仕事に就けるよう、就職サポートも充実。自己分析や業界研究はもちろん、ポートフォリオ提出など、クリエイティブ職ならではの就職活動もしっかりサポート!
映像メディア学科
「ゼミ展2025」
10/25(土)・26(日)@名古屋学芸大学
大学祭に合わせておこなわれる制作展。映像メディア学科の3年生による映画やアニメーション、3DCG、インスタレーションなど様々な作品が出展されます。
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映像メディア学科の学生にとってどんな位置づけの作品展ですか?
梶葉 卒展につぐ大きなイベントです。初めて学外の人に作品を観てもらう機会でもありますし、他の領域の学生がどんなことを学んでいるかを知ることもできるので、作品制作のモチベーションアップに繋がっています。今年のテーマは「marble」なので、お互いの色を残しながら混ざり合ってひとつになっているマーブル模様のように、それぞれの領域や個性を活かしながら作り上げた作品が出展されます。
梶葉さんはどんな作品を出展しますか?
梶葉 蜘蛛の巣をテーマにしたインスタレーション(映像やサウンドなどを用いて空間全体を作品として体感させる芸術)です。蜘蛛の巣ってネバネバしていて獲物を捕まえることができますが、蜘蛛は自分の巣に捕まりません。複雑に絡み合う人間関係も蜘蛛のように渡り歩いていけるといいなという思いを込めて作っています。
実行委員長には立候補されたのですか?
梶葉 映像制作でもプロデューサーを担当することが多く、将来も技術職ではなく制作職に就きたいと思っているので、とてもいい機会だと思って立候補しました。こんなに大きな作品展のリーダーを経験できるチャンスはあまりないですからね。
実行委員長の仕事は楽しいですか?
梶葉 楽しいです!最初はぼんやりとしていた企画がだんだん形あるものになっていく過程がとてもおもしろいですね。やることはたくさんあるし、ほかの実行委員との意思疎通に苦労することもありますが、その分先を考えて行動する力が付き、自分の意見の伝え方に気を使うことができるようになりました。作品制作や展覧会運営の全体を知ることで、お仕事として映像制作に携わるときにも、他の担当のサポートができるという強みになると思います。実行委員長としての経験が自身の成長に繋がっているので、立候補してよかったと思います。
他に映像メディア学科で学んでいて楽しいことはなんですか?
梶葉 いろんな領域があるからこそ、いろんな人とお互いに協力しながら作品を作る仲間になれることです。特に映像メディア学科は自分なりの考えや表現を持った、個性豊かな人が多いので、仲間との交流は楽しいです。
梶葉さんは普段どんな授業を受けているのですか?
梶葉 漠然と映像制作を学びたいと思ってこの大学に進学したので、1年生のころはカメラや音響、演出も含め、幅広い授業を取りました。現在はその中で特におもしろいと感じた映画とインスタレーションを中心に学んでいます。まだ自分のやりたいことがはっきりしていなくても、色々な領域を体験してから専攻する領域が選べるのは、この大学の魅力のひとつだと思います。
進路に悩む高校生にメッセージをお願いします。
梶葉 映像系の学部だと進路の幅が狭くなってしまうのではと思われがちですが、様々な分野に就職しているので、将来なりたい職業が決まっていないなら、少しでも興味のあることに挑戦してみてください!


CHECK! 映像メディア学科での学び
「映画領域」「テレビ領域」「フォト領域」「サウンド領域」「3DCG領域」「アニメーション領域」「インスタレーション領域」「パフォーマンス領域」の8つの領域を横断的に学びながら幅広い知識とスキルを身に着け、進むべき道を探すことができます。
クリエイティブ業界に特化したサポーチプログラムにより、2025年3月卒業生の就職決定率は94.4%。そのうち7割以上の学生が専門分野の道に進みました。
▶︎▶︎【NEXT】デザイン学科「exhiVISION 2025」








