2026年、アジア競技大会が愛知・名古屋にやってくる!

6年後の2026年アジア競技大会が愛知・名古屋で開催されます!
東海地方の私たちには、地元でアジア最大級のスポーツイベントを体験できるチャンス。オリンピックとは一味違ったこの大注目の大会についてご紹介します!





アジア版オリンピックとも言われているアジア最大の総合スポーツ大会。オリンピックで実施される競技に加え、カバディやセパタクローなど、アジア地域で盛んな競技も実施されるのが特徴。日本での開催は1958年の東京大会、1994年の広島大会に続き3回目。




複数の図形が太陽に向かって集まり、直線を描いているこのエンブレムには、みんなが集まり、一つになって進んでいこうという意味が込められています。見方によってはクロールをしていたり走っていたりといろんなスポーツをしている人に、そして「アジア」「愛知」のAと「名古屋」のNにも見えるようになっているんです。色にもそれぞれ意味があって、紫は愛知県の花「カキツバタ」、金は名古屋城の「金のしゃちほこ」、緑は愛知万博などを通じて培われた「環境への想い」を表しています。




スポーツには人と人とを結びつける力があります。そんなスポーツの力を感じさせてくれる言葉になっています。アジア競技大会は第二次世界大戦を経てバラバラになったアジアの絆を、スポーツを通じて取り戻していこうという想いで始められた大会です。この大会スローガンにも平和で共生していくアジアを思い描くことで、結束してほしいという想いが込められています。



愛知・名古屋アジア競技大会組織委員会広報グループの朝岡千晶さんと澤田直毅さんにお話を伺いました!

日本人大活躍!
メダル獲得数はオリンピックの5倍!?

アジア競技大会の見どころはどこですか?

朝岡 アジア最大のスポーツの祭典で、日本人選手が大活躍するので、日本人にとって観ていて楽しい大会だと思います。前回のジャカルタ・パレンバン大会(2018)では水泳の池江璃花子選手が6つも金メダルを獲り、MVPに選ばれたんですよ。
澤田 リオ・オリンピックでの日本のメダル数は41個でしたが、前回のアジア競技大会ではなんと205個!金メダルだけで75個も獲得しています。

そんなに!日本人選手の活躍に期待ですね。普段なかなか観ることのない競技が観られるのもすごく楽しみです。

朝岡 セパタクローって見たことありますか?すごくアクロバティックなんですよ。サッカーアニメのオーバーヘッドキックが当たり前みたいな感じで。インドで大人気のクリケットという競技は試合時間が長いので試合中にティータイムがあるそうです。
澤田 もし気になる競技があれば、ぜひ実際に体験してみてください。先日、名城公園でビーチバレーボールを体験する機会があったのですが、普通のバレーボールに比べ、足元が不安定で難しくて…。でも、その難しさも楽しさなんだと実感しました。自分でプレイしてみると、どこに注目したらいいかがわかるので、観戦もより楽しくなると思います。

この大会の開催は愛知・名古屋の街や住んでいる私たちへはどんな影響をもたらしてくれますか?

朝岡 アジアの人々がこんなにもここ愛知・名古屋に集うことはなかなかないと思います。まだ小さかった皆さんは記憶にないかもしれませんが、愛知万博のときも世界中の人々が来て、街はとてもにぎやかになり、多文化への理解も進みました。スポーツ大会としてはもちろん、アジアを身近に感じられるイベントとしても楽しめるのではと思います。
澤田 みなさんにとっても身近な瑞穂公園陸上競技場と愛知県新体育館が整備されるのもこの大会の目玉の一つです。

ボランティアに必要なのはおもてなしの心
一緒に大会を盛り上げよう!

市民の私たちが大会に関わる方法はありますか?

朝岡 大会を支えていただくためのボランティアを募集させていただく予定です。その他聖火リレーや式典の参加者、マスコットキャラクターやメダルデザインを公募する可能性もあります。そしてもちろん、観客として観にきていただくことができますよ!

私はぜひボランティアに参加したいと思っているのですが、ボランティアに求められるスキルなどはありますか?

朝岡 ボランティアの方には国内外からいらっしゃる方々のおもてなしをお願いすることになると思います。大会を楽しんで、おもてなしをしようという心があれば特別な資格やスキルは必要ありません。愛知・名古屋でいい思い出を作っていただけるように、笑顔でおもてなしをしていただければと思います。もちろん、海外からもたくさんお客さんがいらっしゃるので、語学力があれば即戦力になります。もし、今、語学に力を入れて勉強している方がいれば、ぜひそれを活かしていただけると嬉しいです。

おもてなしというと、選手村についても気になります。

朝岡 アジアには様々な宗教を信仰している方がいらっしゃいますので、例えばそれぞれの宗教に対応した礼拝用施設を作ったり、ムスリム向けにハラールフードを提供したりすることになると思います。また、選手同士の交流の場としてダイニングホールや娯楽施設もあるんですよ。
澤田 ジャカルタ大会の選手村にはステージもあり、地元の舞などを披露していたそうですよ。
朝岡 1994年の広島大会では市民団体の協力等により、選手村の中でお茶やお花、着物の着付け体験などもしていたみたいです。愛知・名古屋大会でも、日本文化に触れていただけるようなおもてなしをしたいですね。

今回の大会のコンセプトの中に最先端技術の駆使というものがありますが、どんな技術がどんなふうに使われるのですか?

澤田 今は技術の発展がとても早いので、6年後、どんな技術ができているか見込みきれていませんが、競技運営や交通輸送、安全対策など様々な分野への最新技術の導入を検討していきたいと考えています。

杭州大会との共同PR動画を観て、改めて地元で開催されるんだと実感したのですが、この動画はどのようなコンセプトで作られたのですか?

朝岡 大会をPRしていくうえで、まず必要なのは「アジア競技大会を知ってもらうこと」で、その上で「アジア競技大会のブランド力を高めること」です。愛知・名古屋大会の前、2022年に杭州大会が行われるので、昨年、大村愛知県知事(組織委員会会長)が組織委員会の設立より前に中国を訪問した際に杭州大会の組織委員会に一緒にPRができるものを作らないかと提案したところ、ぜひということでこの動画を制作することになりました。はじめは中国からは既存の素材をもらって組み合わせる予定だったのですが、より良いものにするためにとの杭州の組織委員会からの好意により、女の子が走るシーンを撮り下ろしていただけたことも手伝って、一緒にアジア競技大会の成功を目指していこうという思いをより動画に込めることができました。日本と中国はもちろん、その他の国の人々にも観て感じてもらうことができるように、言葉によらず風景やイメージなどのビジュアルで伝える映像にしています。



高校生にもっと大会を知ってもらうため、ステッカーを制作。そのデザインを話し合いました!

たくさん意見を出し合い、出来上がったステッカーはこちら!





アジア競技大会が愛知・名古屋で開催される「6年後に向けて」というテーマでメッセージをパネルに記入。6年後の目標やどんな世界にしていきたいかなどを、思い思いに書きました!

書き終えたら、パネルを持って記念撮影!

ねね  “名古屋はええとこ”をたくさんの方に届けます!!
はるか 大会をたくさんの人に発信する側になる!
すみれ みんなが理解しあえる世界を目指す!
りあむ 互いを認め合える社会を創る!!
あかり 誇れる自分になる!!
ゆい  夢を追いかけ続けていたい!!
みさき 6年後、高校の仲間と愛知・名古屋で再会したい!!
あおい 自分と生きる!

もっと大会について知りたい人は公式WEBサイトをチェック!
第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)

2026年9月19日(土)〜10月4日(日)
メイン会場:瑞穂公園陸上競技場
実施競技:約40競技(想定)
選手団(選手・チーム役員):最大15,000人