映画『ゴジラ-1.0』|山崎貴監督「マイナスな状態でなんとか工夫して成し遂げようとする時にドラマが生まれる」

山崎監督が
ホッとする癒しの時間は?

毎日お忙しいと思うのですが、監督がホッとするのはどんな時ですか?

山崎 僕は猫を飼っているのですが、猫が可愛くて可愛くて。脚本を書いていると、この辺(頬のあたり)に何かピッと感じるので見てみると、猫がこっちを見てるんですよ。「どうしたお前~? なぁに? どうしたの~?」って言ってると、猫が嫌がって逃げていくんですが、それが可愛くて。

どんな猫ちゃんですか?

山崎 キジの男の子と女の子の保護猫2匹です。男の子の方は朝からとにかく「ご飯が欲しい」ってニャーニャー鳴くので、「まだ時間が早いからダメ」って言うと、ものすごく切ない声でニャアって鳴いてすごくウルウルした目で見てくるので、「わかった、わかった」ってご飯をあげるんです。女の子の方は、ご飯に全然興味がないのでプイってしてるんですが、夜になると切なくなるらしくてニャウニャウ鳴いて。でも、自分では寄って来ないんです。こっちから行って「どうした?」って言うと、ピトッって引っ付いてきて。「なんて可愛いんだ、お前ら」って。猫に癒されています。

可愛いですね。猫ちゃんの他に癒しはありますか?

山崎 漫画をバカみたいに読みます。この前iPadを見たら電子書籍が5000冊入ってたんです。3年間くらいの間に5000冊。小型車一台買えるくらいの金額を漫画に…大変なことになっていました。

お仕事半分プライベート半分という感じですか?

山崎 漫画を買う時だけは一切躊躇せず欲しかったら買うというルールを設けてるんです。1巻無料の漫画を読むじゃないですか。1巻無料って自信があるから1巻無料なんですよね。読んだら「うわっ! この先どうなるんだ!」ってもう大人買いですよ。全巻セット2万8000円とか。だから、これは仕事だ! って言い聞かせています(笑)

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