「パエリアパンを育てていきたい」!? ヘンダーソンのコロナ禍の過ごし方

一度聞くと耳にこびりついて離れない歌ネタ、人間味溢れる漫才で観る者を虜にするヘンダーソン。コロナ禍で舞台に立てなかった日々のこと、中村フーさんがプロデュースする芸人ユニットBerry Better!! についてなどchスタッフがZoomでインタビュー!

「パエリアパンを育てていきたい」
コロナ禍での過ごし方は?

コロナ禍はどのような思いで活動されていましたか?

子安 テレビに出られないし舞台にも立てないし、今までこんなことを経験したことがなかったので、動画を配信したりしてみんなに忘れられないように心掛けていました。

生でエンタメに触れる機会がない中、皆さんの動画配信の存在はすごく大きくて、楽しませてもらいました。

子安 そういった生の声を初めて聞けたので嬉しいです。

中村 それはラニーノーズの動画を見てでしょ?

はい、ラニーノーズさんの動画ももちろん見てました (笑)

中村 もちろんって言うな~ (一同笑)

子安さんはジソンシンの下村さんとパエリアを作る動画を配信されていましたね。きっかけは?

子安 パエリアはコロナで自粛になる前から作ってたんです。ある時YouTubeを見てたら速水もこみちさんがごっつい肉切って、えらい高~いとこからオリーブオイルを垂らしてパエリアを作ってる動画が流れてきて、とにかくカッコ良かったんですよ。それに憧れて自分でもフライパンで作ってみたら意外とうまくできて。ハマり出した頃に買い物番組の『やすとものどこいこ!?』に出る機会があったので、番組内でパエリアパンを買いました。

今後、挑戦してみたい料理はありますか?

子安 料理ではないんですが、今一番楽しい作業が “パエリアパンを育てる” こと。パエリアパンは鉄製なので毎回洗剤で洗うと表面にお米がくっついてしまうんです。なのでお湯でしっかり洗ってから乾かして油を塗ってパエリアパンを育ててます。

「パエリアパンを育てる」って言うんですね! 中村さんはどのように過ごされていましたか?

中村 本当は面白い動画をあげたかったんですが、iPhoneで絵を描いてTシャツを作ってました。脱力系の絵で、かわいいと言ってもらえたり反響もありました。

子安 そう言えば自粛中にインスタライブをしたんですが、周りの芸人が「芸人を目指してる高校生から (動画に参加希望の) リクエストがガンガン来るぞ!」と話していて。そしたら、僕らのところにもその子からリクエストが来たんです。聞いたら、マルセイユ別府、ネイビーズアフロの皆川さんともコラボしていて、めっちゃきちんと話ができる子なんですよ。で、僕らの「石焼き芋のネタも好き」って言ってくれてたんで、「最終的に誰が好きなん?」って聞いたら、「ロバートさんです!」って (一同爆笑)

おふたりの歌ネタは耳に残るので、動画で何度も繰り返し見たくなります。今後も配信は続けられますか?

子安 漫才劇場のメンバーとの自宅発信とか楽しいので、今後もやっていきたいですね。

中村 歌ネタもまた作っていきますし、ソーシャルディスタンスを保ちながら、外で撮った動画もYouTubeであげていきたいです。

中村プロデュースの
Berry Better!!

中村さんは音感・リズム感のない9人組芸人ユニットBerry Better!! をプロデュースされています。

中村 同期の (ジソンシン) 下村とカラオケに行った時に音痴をイジりたいけど、本人も気にしてるから言えなくて。それでコンプレックスを何か武器に変えられないかとBerry Better!!を始めました。9人のメンバーは見た目重視で選ばせてもらいました!

今後の予定を教えてください。

中村 心斎橋 (大阪) のBIGCATでライブをする予定だったのがコロナの影響で中止になったので、来年の1月くらいに大きな会場でライブしたいですね。新曲も何曲かできてます。

新曲書かれてるんですか! 楽しみです。先日、中村さんはトット多田さんとDUOというデュオを組まれて『恋愛不適合者』を配信リリースされましたね。

中村 多田さんって優しくて人間味もあるんですけど、なぜか恋愛だけできない「恋愛不適合者」なんです。多田さん、僕が書いた歌詞を見て「わかるわ~」ってずっと共感してました。

子安さんは中村さんの活動をどのような気持ちで見ていらっしゃいますか?

子安 Berry Better!! は人気もあるし、チケットも即完やし、何年も続いてスゴイと思うから、仲間に入れてほしいんやけど
(笑)

中村 それぞれの相方の子安さん、見取り図・盛山、ツートライブ・周平魂、マルセイユ・別府でユニットを組むことも考えたんですけど、人前で歌うのって恥ずかしいやろなって思って。

脚光を浴びるなら、
「面白い」と言ってもらえるなら、
どっちでもいい

4年前に取材させてもらった時に「漫才で脚光を浴びたい」とお話されていました。今のヘンダーソンさんはコントのイメージが強いですが、いかがですか?

子安 「面白い」と言ってもらえて脚光を浴びるならどっちでもいいです。

中村 5upよしもと時代にコントライブがあって、そのライブで作るようになってからコントを作るのが楽しくなってきましたね。漫才よりコントの割合が多い単独ライブもやったりして。周りの金属バットや笑い飯の西田さんから「コントええなあ」と言われたことも嬉しかったです。

ヘンダーソンさんのネタはオチが良い意味で裏切られるというか、ゾクゾクする感覚があって好きです。4年前の取材で、ネタは中村さんが作られているとのことでしたが揉めることはないですか?

中村 意見を聞き入れる方なので揉めることはないですね。僕は基本的に心配性で、子安さんが笑うかどうかを基準にしてるんです。語彙力がないので、どんな単語を使えばいいとかも子安さんに相談していて。

仲がいいんですね。一緒にご飯に行ったりしますか?

中村 それはないですね。他のマンゲキメンバーもそうちゃうかな。

ところで、コントでは石焼き芋のおじさんとか特徴的なキャラが多いですよね。

中村 コントのネタをしている時はキャラに入り切っていて僕じゃないんで緊張しないんですが、漫才ではキャラではなく僕自身。本当は緊張しないように漫才でもあのズラを被ってやりたいくらいです。

今後の目標を教えてください。

子安 『世界の果てまでイッテQ!』みたいに体を張って、子どもから大人まで楽しめる番組に出たいです。

中村 今後もネタはどんどん作っていきたいですし、お笑い以外のエンターテインメントを届けたり服のブランドを立ち上げたりもしたいですね。でも第一はお笑いで頑張っていきたいです!

ゆうか(高3)
(2020年7月10日発行号掲載)

読者プレゼント

ヘンダーソン

子安裕樹(こやすゆうき)
’86年7月28日生まれ 兵庫県川西市出身
NSC大阪校 29期生

中村フー(なかむらふー)
’87年8月21日 大阪府大阪市出身
’08年8月コンビ結成
NSC大阪校 29期生

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