号泣必至!3月15日(金)公開映画「君は月夜に光り輝く」高校生レビュー

あなたのせいで、生きたくてしょうがない。

第23回電撃小説大賞(KADOKAWA)にて、選考委員から圧倒的な支持を受け《大賞》を受賞し、シリーズ累計50万部を突破した佐野徹夜のデビュー作『意君は月夜に光り輝く』。「生と死」に向き合う新時代の純愛物語を『君の膵臓をたべたい』で日本中の涙をさらった月川翔監督が映画化。


試写会では号泣する高校生が続出!その涙の理由とは…。

ストーリー


高校生の岡田卓也(北村匠海)はクラスの寄せ書きを届けるために行った病院で、入院中の同級生・渡良瀬まみず(永野芽郁)と出会う。明るく振舞う彼女が患う病気は“不治の病・発光病”。細胞異常により皮膚が発光し、その光は死が近づくにつれて強くなるという。そして、成人するまで生存した者はいない―。
卓也は病院から出ることを許されないまみずの“叶えられない願い”を代わりに実行し、その感想を伝える【代行体験】を行うことに。代行体験を重ねるごとにまみずは人生の楽しみを覚え、卓也は彼女に惹かれていく。しかしその反面、迫りくる死の恐怖が2人を襲う。そして卓也に隠された“ある過去”を呼び覚ます。

切ないけれど美しい、まみずと卓也の恋


自分の死を受け入れ、残された時間を一生懸命に幸せに生きようとし、最後まで卓也の幸せを願うまみずの、そして本気でまみずのことを想い、願いを叶えようと必至な卓也の姿は胸が苦しくなるほど切ないけれど、美しくて…。試写会では会場中が涙に包まれた理由は、ただ悲しく切ないストーリーだからというだけでなく、「生と死」という深いテーマについて考えさせられる作品だから。きっと大切な人と過ごすことができる時間の大切さや、生きることの喜びに気づかされるはず。

CHECK!
永野芽郁ちゃんと北村匠海くんは今回が初共演。だけど、そうは思えないほどの息のあったお芝居は必見です。

もう、後半はずっと泣きっぱなしでした。『キミスイ』の月川監督作品ということでとても期待していたけれど、その期待をはるかに超えるほど最高です!
さまざまな立場から向き合う「生と死」


本作はまみずと卓也だけでなく、余命0の娘の幸せを願うまみずの両親、まみずと卓也の同級生で兄を発光病で亡くした香山、まみずを担当している看護師の岡崎さんなど、登場人物全員がいろんな立場から「生と死」に向き合あっています。そして、その心情が丁寧に描かれていろので、とても感情移入がしやすいんです。
特に感情移入してしまったchスタッフが多かったのは、意外にもまみずのお父さん!父としてまみずの幸せを願う気持ちを想像して号泣したというスタッフも。

登場人物全員がやさしさにあふれていて、切ないけれど心が温まります。

CHECK!
映画本編はもちろん、主題歌にも注目!SEKAI NO OWARIが手がける「蜜の月-for the film-」は、まるで書き下ろされたかのように卓也の気持ちを物語る歌詞と「月」のフレーズ、アレンジで作品イメージにぴったり。

みんなの印象に残ったシーンはこちら!


特にみんなの印象に残ったシーンはまみずと卓也の病院の屋上で美しい月の光に照らされながら会話を交わすシーン。屋上でのシーンは2回あるので、1回目と2回目の2人の関係性や心情の違いに注目してみて!

他にも…
卓也がまみずの靴のサイズを聞き出すシーン
まみずがサンダルを欲しがっていることに気づき、プレゼントするためにさりげなくサイズを聞き出すなんて、かっこいい!プレゼントを貰ったまみずの反応も可愛くて、2人の仲の良さが伝わってきます。

まみずの胸に卓也が胸を当てるシーン
まみずの死が近いことがわかっていながら、それでもまみずのことが好きだという気持ちを伝える卓也の声が優しくて、愛を感じました。

まみずが残したメッセージを聴きながら、思い出の場所をめぐるシーン
まみずが望んでいたことは元気だったら普通にできたことなのに…と思うと、とても切なくて。ただ死を待つだけじゃなく、卓也と2人なりの愛の形を見つけて、最後には「私は私でよかった」と思える人生になって本当によかった!

私も大切な人とたくさんの思い出を作って、死ぬ時にはまみずみたいに「私は私でよかった」と思える人生を送りたい!
ただの恋愛映画じゃなくて、「生と死」に向き合うすごく切なくて、すごく美しい映画です。まみずと卓也だけじゃなく、周りの人たちの心情を感じながら観てください。
『君は月夜に光り輝く』

死が近づくほど、美しく輝きだす命。
限られた時間を精一杯生きた先に待っている“未来”とは―?

この春、「君月」の儚くも美しい命の輝きに、日本中があたたかい涙に包まれます。

キャスト:永野芽郁 北村匠海
甲斐翔真 松本穂香 今田美桜 / 優香 生田智子 長谷川京子 及川光博
原作:佐野徹夜『君は月夜に光り輝く』(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
監督・脚本:月川翔

©️2019「君は月夜に光り輝く」製作委員会

3.15 (金)より全国ロードショー

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