詩作が密かな趣味の主人公・水嶋春人が、文字の読み書きをすることが難しい「発達性ディスレクシア」を抱えながらも歌唱と作曲の才能を持つヒロイン・遠坂綾音と出逢ったことで、彼の平凡な人生計画は大きく変わりはじめる。“歌をつくる”時間を共にしながら、恋心を抱くも才能に翻弄され、それでも互いを愛おしむ二人の、およそ10年にわたる感涙必至のラブストーリー映画『君が最後に遺した歌』が3月20日に公開。
生まれながらに文字の認識が難しい「発達性ディスレクシア」という症状を抱えながらも、聴く人を惹きつける歌唱力を持つヒロイン・遠坂綾音を演じた生見愛瑠さんにお話をお聞きしました!
1年半練習して挑んだ作品
とても素敵な作品で、ラストには涙が止まらなくなるほど感動しました。綾音を演じてみた感想はいかがですか?
生見 春人と出会い、キラキラと成長していく綾音を演じるのは、忘れていた青春を取り戻すようなハッピーな感覚でした。特に高校でふたりで曲を作るシーンはセリフは少ないですが、とても印象に残っています。難しい役ではありましたが、現場がホームのような雰囲気だったので、約2ヶ月の撮影はあっという間でした。
音楽のシーンがとても印象的でした。生見さんは歌とギターは初挑戦だそうですが、どのくらい練習をされたのでしょうか?
生見 撮影に入る前に1年半、練習をしました。元々音楽ってハードルが高いとは思っていましたが、実際に挑戦してみると、想像以上にできないことがたくさんあって。でもプロの方に教えていただいて、自信を持てるようになってから撮影がスタートしたので、とても楽しく役に入り込むことができました。撮影は終わりましたが、今後も趣味としてギターを続けていきたいです。
歌唱シーンで意識したことはありますか?
生見 音楽が大好きな綾音が春人と出会ったことで曲作りができた喜びを、声や表情に乗せることです。これが難しくて何度も何度も練習しました。
作中で歌った曲のなかで、一番印象に残っているのはどの曲ですか?
生見 『春の人』は文字を書くことが苦手な綾音が頑張ってひらがなで春人に向けた思いを書いた曲なので、やはりグッときましたね。
道枝さんとの初共演はいかがでしたか?
生見 とても佇まいが上品で美しい方でした。道枝さんが座長だったことで、とても暖かい雰囲気の現場でした。お互い人見知りなので、最初はあまり会話がなかったのですが、高校生活のシーンを撮り終わったあたりからだんだんお話する機会が増えてきて。それが綾音と春人の距離感にもうまく反映されていると思います。
私たち愛知の高校生にとって、馴染みのある風景がたくさん出てきましたが、愛知での撮影はいかがでしたか?
生見 私の地元でもある愛知県で撮影できることは光栄でした。愛知では重要なシーンの撮影が多かったのですが、台本を読んだときに想像がしやすかったのもありがたかったです。作中に登場する観覧車は外から眺めたことしかなかったので、撮影で何周も乗ることができて嬉しかったです。
この作品を観た高校生に、どんなことを感じてほしいですか?
生見 綾音は音楽が大好きなのに、文字を書くことが苦手なので、曲作りを諦めていました。そんな中で一歩踏み出す勇気を出したことがこの物語の始まりです。綾音の強さや春人の優しさに勇気をもらえるんじゃないかと思います。
「青春の思い出ソング」
生見 back numberさんの曲をよく聴いていました。誰もが共感できる曲で、カラオケで歌っても盛り上がれますよね。三木(孝浩)監督の『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』が大好きで、その主題歌を担当していたのもback numberです。そして今こうして三木監督の作品に出演させてもらっていることは、何かの縁を感じます。FUNKY MONKEY BABYSさんの「あとひとつ」は卒業曲として歌ったので思い出深く、今でもよく聴いています。
音楽の授業はお好きでしたか?
生見 移動教室なので大好きでした!いつもとは違う教室で受ける授業ってテンション上がるじゃないですか。テストは苦手でしたが授業は楽しかったですね。
- 出演:道枝駿佑 生見愛瑠
井上想良 田辺桃子 竹原ピストル 岡田浩暉 五頭岳夫 野間口徹
新羅慎二 宮崎美子 萩原聖人 - 原作:一条岬『君が最後に遺した歌』(メディアワークス文庫/KADOKAWA 刊)
- 監督:三木孝浩
- 配給:東宝
- 出演:道枝駿佑 生見愛瑠
©2026「君が最後に遺した歌」製作委員会
3月20日(金・祝)全国公開




