今月の特集テーマは、「自分に合った居場所の見つけ方」。chスタッフ50人に聞いたところ、ほぼ全員が「進路に悩んでいる」と回答。自分に本当に合った居場所ってどうやったらたどり着けるの?悩める高校生たちに贈るヒント集。
えな(22)
私の場合は国立大を目指していたんだけれど、大学受験に失敗。最後の選択肢として、国立大への編入が可能な専門学校に入り、2年後編入試験を受けて筑波大学へ。現在就職活動中ですが、さまざまな体験から考え方も大きく変わりました。
01 / 受験の方法を考える
受験の仕方も自分に合った方法って必ずある。だから絶対に自分の得意な方法で勝負した方がいい。私の場合、ストイックに自分を追い込む長期戦が苦手なタイプなので、本当は普段の定期テストの成績を取っておいて、AOや推薦で受けたほうが向いていたなと思っています。それに大学に編入制度があることをもっと早く知っていれば、最初から編入を視野に入れて大学受験のレベルを下げていたかもしれません。
02 / 情報は自分から集めに行く
大学のことは、ホームページを見たり、オープンキャンパスで感じることもひとつだし、SNSなどでプロフィールに志望の大学名を書いている人がいればDMを送って教えてもらうのもアリ。オープンキャンパスでついてくれた先輩に連絡先を聞くのもいいよね。今は私が聞かれる立場だけど、結構嬉しくて何でも教えてあげたくなっちゃうから、みんな連絡したら意外と答えてくれると思うよ。自分で潰せる“知らない”は潰していこう!
03 / 自分がやりたいことを探す
専門学校の2年間でやりたいことを探して、編入試験の時が人生で一番勉強しました。私はメディア論が本当にやりたいことだと思ったからこそ、モチベも上がっていたし!今思うと、高校生の受験の時は、「この道に進んだら就職で役立つかも」とか、無理して頭で考えすぎて進路を考えていたのかも。編入試験の良いところは、国立大でも試験日がずれていて併願ができること。これは高校生の時には絶対無理だったことだからね。
04 / 時には考え方を変えてみる
ただ、今年就職活動でメディア系(テレビ局、制作会社、芸能プロダクション、出版社など)を受けたんだけどすべて落ちて、本当に厳しい世界なんだなと思い知らされました(笑)。でも、受からなかったということは、そこは自分に合う場所じゃなかったのかもしれない、と考え直して、今は“やりたい職種”から“自分の力を発揮できる場所”を探すようになりました。それこそが自分に合った居場所なのかなと考えています。
05 / 何でも体験してみる
私は大学受験に失敗したことで編入制度があることを知って、結果、当時目指していた大学よりレベルの高い国立大に入ることができました。失敗も含めて、実際に体験することで学べることって本当にたくさんあります。大学でいろんな授業を幅広く取ってみたことも、会社のインターンを経験したことも、今就職活動をして不採用を経験していることも、自分に何が向いているかを考える上で、本当に役に立っています。
失敗してもなんとでもなるから、思い切り頑張れ!私は自分の道は自分で成功にしていけたら良いんじゃない?って思っています!
Q1 今進路に悩んでいますか?
Q2 自分に合った進路、誰に相談してる?
Q3 進路に関してどんな悩みが一番大きい?
1位 丨 大学/学部が決まらない
2位 丨 学力不足
3位 丨 やりたいことがわからない
1位の「大学や学部を決められない」という回答の中には、こんな声が目立ちました。
●あや・高3
「やりたいことがアバウトなため具体的な道が見えない」
●つき・高1
「やりたいことが複数あって決められない」
●みなしん・高1
「自分にどんな職業が合っているのかわからない」
また、学力面では、
●まい・高2
「行きたい大学は決まっているが、自分の学力が追いついていない」
他にも
●あやみ・高2
「本当にやりたいことを親に言い出せない」
という悩みも。
Q4 自分に合った道、どうやって見つけた?
●みずき・高3
リアルな話、私は将来お金をたくさん稼ぎたいという思いがあって、この資格の仕事なら生涯続けていかるかなと思って選びました。だから将来自分がどうしたいのかを現実的に考えて見つけることも大切なのかなと思います。
●なつみ・高2
大学はとにかくパンフレットをたくさん取り寄せて“ここに行きたい!”と思った学校を詳しく調べるのがオススメ!
●みさき・高2
オープンスクールで、先生に話を聞きました!
●かれん・高3
自分が好きなもの、つい見ちゃうもの、興味を引かれるものを分析して、それに関する学部を探した!
●なつみ・高3
大学も専門学校関係なく資料を頼みまくって、気になったパンフレットだけ読んでいました。手に取っている回数の多い学校、学部が自分の興味のあるところだと思います!
皆さんもぜひ積極的に動いて、自分に合った居場所・進路を探ってください。