コロナで留学を断念した高校生応援企画 |「トビタテ!留学JAPAN」#せかい部の運営メンバーに話を聞きました!

さまざまな夢や目標を持って留学を夢見ていたものの、コロナという未曾有の事態が世界を襲ったことで断念せざるを得なくなった高校生たちがたくさんいます。今月はそんな高校生を応援するための特集を企画。文部科学省が行う「トビタテ!留学JAPAN」のプログラムのひとつ、高校生のためのソーシャル部活動「#せかい部」の運営メンバーに話を聞いてみました!

―Q&A―

Q1.コロナ禍で変わってしまった予定はある?
Q2.留学したい理由・将来の夢を教えてください。
Q3.留学の代わりに今取り組んでいることはある?

りょう(高2)

A1.去年カナダに留学する予定でした。

A3.少しでも英語に触れたかったので、英会話AEONが全国の高校生に無料で提供してくれた「英語上達特別プログラム」というサービスを利用して、英会話を勉強しました。

A1.予定していたイギリス留学ができなくなってしまいました。

A2.将来の夢はJAXAやNASAで外国の人と共に宇宙関係で働くことです!英語力を上げるため、海外の文化を知ることで価値観やものの見方を広げるために留学したいと思っています。

A3.#せかい部のおかげで海外の方とオンラインで話すことができました!今は外国の友だちとSNS上で、ほぼ毎日英語でメッセージのやり取りをしています!

かれん(高1)

あゆ(高3)

#せかい部副部長

A1.ヨーロッパ圏への短期留学を考えていましたが断念。国内における#せかい部の活動にも制限がありました。

A2.思いや考え、日本の文化を伝える経験を通して、自分の発信力を鍛えて、将来はアナウンサーとして活躍したいです。

A3.#せかい部の運営メンバーとして活動しています。オンラインイベントでは全国・世界20ヶ国の人々とつながることができました!地元鹿児島での国際交流イベントにも参加しています。

A1.中学から高校に上がる春休みに、オーストラリアに2週間ほどホームステイをしながら現地の高校に通ったり、サーフィンの体験をする予定でした…。

A2.私は、日本で女性が活躍する社会を作りたいと思っています。ジェンダーギャップ指数での目を瞑りたくなるような結果や生活する上で感じることなど、女性の立場に対する疑問は山ほどあります。そのためにも、高校生の間に女性が活躍する世界が成立している国に留学をして、知識や選択の幅を広げたいと考えています。

A3.食べることも料理することも大好きなので、各国の料理を作って、旅行気分を味わっています!各国の料理を作ることで、現地の食材や気候、歴史を知り、たくさんの発見につながっています。

はるの(高2)

いろは(高3)

#せかい部部長

A1.高校1年の時にベリーズで環境保護の海外ボランティア活動を通じて、自分の目で現状を見て実感することの重要さを感じ、今年は発展途上国でボランティア活動や留学を行いたいと思っていました。

A2.SDGsやグローバル化が叫ばれ、バックグラウンドの違う相手を理解し受け入れることが求められる中で、重要となるのは視野の広さ、経験の多さだと考えています。留学はこれを可能にするひとつの方法。私は留学を体験することで、他者、そして社会への理解を深め、人間、植物、動物、すべての生き物が幸せに暮らせるような社会を作りたいと思っています。

A3.英語で行うビジネスコンテストや#せかい部のイベントに参加して、国内で学べることは学び、海外渡航できるようになった時のための準備やできることを全力で行っています。

A1.昨年姉妹校交流のためのモロッコ訪問が中止となり、やるせない気持ちになりながら高3の終わり(今の時期)には一人旅に行くぞ!と考えていましたが、状況は変わらず…。海外の刺激を受けられず、うずうずしています。

A2.航空業界に興味があります。高度な言語運用能力が必要不可欠であることはもちろん、さまざまな文化のバックグラウンドを持つ人と関わる上で、柔軟な思考を持つ必要があるため、留学をして自ら異文化を体験することが最適だと考えました。

A3.#せかい部の活動を通して自らの夢の職業の人にインタビューをしたり、インスタライブを用いて世界の文化・言語を紹介する会を定期的に開催したりしました。また、オンラインの言語学習サービスを使って英語以外の言語にも挑戦したり、#せかい部のスペイン留学経験者にスペイン語講座を行ってもらうなど、海外知識を深める努力をしています。

れん(大学1年)

きょうた(大学1年)

#せかい部元部長

A1.4月から海外の大学に進学予定だったのですが、中止せざるを得なくなってしまいました。ショックを受けましたが、今日本でできることを頑張ろうと気持ちを切り替えています。

A2.留学経験はありませんが、短期派遣制度や一人旅の経験があります。自分の心が落ち着かなくなってしまった時に、誰も知らない、言葉もわからない場所にいくことで、気持ちを落ち着かせることができるんです。

A3.#せかい部での活動を通じて海外の方とコミュニケーションを取ったり、大学では英語での授業を履修する予定です。

A1.高校2年の時にはマレーシアの大学進学を検討していましたが、コロナの影響もあり進路を変更し、日本の大学へ入学することになりました。

A2.私は、スペインで食品輸入関連のお仕事に就きたいので、大学生の間に語学力と食材の知識を得るために留学する予定です。高校時代に体験した10ヶ月の交換留学では、スペインの文化に触れ、自分の常識や価値観をアップデートすることができました。日本の食卓に、スペインのjamón(生ハム)やワインが並ぶことが当たり前になるように、スペインの食文化の魅力を日本や海外に発信していきたいです。

A3.スペインの語学学校のグループレッスンとアルゼンチンの先生のマンツーマンレッスンの2種類を利用し、日本にいながらもオンラインでスペイン語の勉強を継続。スペインの友だちとは頻繁にビデオ通話をして、帰国後も親交を深めています。

さわ(大学1年)

ののか(高2)

A1.昨年3月にイギリスへ2週間ほど語学留学に行く予定でしたが、中止になりました。出発予定日には最寄りの空港まで行き、虚しい思いで飛行機を眺めました。

A2.将来は世界中で苦しんでいる人々を笑顔にしたいという夢があります。留学では多様性とコミュニケーションを身につけたいと思っています。

A3.世界中の人と関われるイベント情報にアンテナを張るようにしています。#せかい部のオンラインイベントでは世界のクリスマス文化やジェンダーギャップ事情を教え合ったり、アメリカの高校生と社会問題について議論することができました。留学はもちろん、海外からの留学生のホームステイ受け入れも良い経験だと思います。

A1.数ヶ月間の留学や海外への大学進学を考えていたのですが、そのプランがコロナで一気にひっくり返って、自分の進路を再構築する状況となりました。

A2.将来は海外のIT企業に就職したいと考えています。海外での生活という面が一番不安なので、その準備のために留学をしたいと思っていました。

A3.英語能力の向上のためにオンライン英会話を毎日数回受講したり、海外の人とディスカッションできるようなオンラインイベントに参加したりしています。

ゆいか(高3)

そうたろう(高2)

#せかい部副部長

A1.インドの会社でインターンをするという計画でトビタテ!留学JAPANに応募していたので、採用中止とわかった時は悲しかったです。

A2.今興味のある分野が多岐にわたっているので、将来自分がどの分野に関わりたいのかを見極めるために留学したいと考えています。

A3.昨年5月から、タイガーモブのオンラインプロジェクトを利用して、オンラインインターンシップに参加しています。家事代行サービスを提供する社会的企業でマーケティングと法人営業みたいなことをやっているのですが、自分の仕事がダイレクトに売上などの数字に影響を及ぼすところにやりがいを感じています。



3月28日に開催されたオンラインイベントには、全国の高校生約300名と世界20ヵ国以上より約150名が参加。「エシカル消費」「ジェンダーギャップ」「10代の生き方」という3つのテーマについて各国の事情をプレゼンするなど交流を行いました。


写真提供:文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」



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