You Tube総再生回数650万回!シンガーソングライター・杏沙子のあたたかい歌声は”一本下駄”のおかげ!?

1st Full Album『フェルマータ』を発売した杏沙子さんにchスタッフがインタビュー!アルバムの制作秘話から音楽活動を始めたきっかけなどたっぷりお聞きしました!

音楽のルールやジャンルに縛られない自由を表現したアルバム

本作は1つのアルバムで様々なジャンルの音楽が楽しめるものになっていますね。

杏沙子 ジャンルが多様すぎて1つのアルバムとして成立するのか不安でしたが、様々な自分を表現できるチャンスだと思って、おもちゃ箱をひっくり返したように全11曲を“遊び”つくしました! 

「フェルマータ」は音符や休符が延長されることを示した音楽記号ですが、このタイトルにした理由を教えてください。

杏沙子 フェルマータは音符の上にあると、その音符を奏でる間、拍子の機能が停止します。私は音符を自分の音楽、拍子を音楽のルールやジャンルに見立てて、フェルマータによって「音楽のルールやジャンルに縛られない自由」を表現しました。

ジャケット写真ではご自身が音符になっていましたね!

杏沙子 私から「音符になりたいです!」と言って、自分でイメージ図も描きました。音符の符幹と符尾は特注のウィッグを作っていただいて、それを持って美容院へ行き「これと同じ色にしてください!」とお願いして髪を染めてもらいました(笑)。

『恋の予防接種』の振り付けが可愛いです!

杏沙子 振付師を志望していた大学の先輩に振りをつけてもらいました。インディーズ時代もその方に振付をお願いしていたので、また同じ方に振付してもらえることが嬉しかったです。この曲は、恋愛真っ只中の友だちの話を聞いていた時期に、私の両親が「恋は“予防接種”だからいっぱい恋をしなさい」とよく言っていたことを思い出して書きました。恋をすると人として成長できることも多いので、高校生の皆さんは恋の予防接種をたくさん打っておくと良いと思います(笑)。恋は、頑張り過ぎず笑顔で相手と接することが1番だと思います!

『ユニセックス』は夜の景色が目の前に浮かんできました。

杏沙子 まさしく夜の曖昧な黒でも白でもない世界を歌った曲です。グレーゾーンという中間にいるからこそ得られる、「今、自分が生きている⇒今、自分は生きている!」という感覚を伝えたいと思いました。

『よっちゃんの運動会』。“よっちゃん”が誰なのか気になります!

杏沙子 『花火の魔法』リリース時にお世話になった山本隆二さんが作曲してくださり、仮タイトルの時点で既に『よっちゃんの運動会』となっていて、もうこのタイトル以外考えられなくて(笑)。まさに運動会のようなガチャガチャしたメロディーのリピートが印象的なので、歌詞も「繰り返し」を意識して、水が雲の中から森へ、魚と出会って海へ帰る…といった自然の輪廻を表現しました。

『アップルティー』はインディーズ時代のものから編曲されていますね。

杏沙子 この曲はライブで最も歌ってきた曲なので、アップデートしたものを作りたいと思い再レコーディングしました。今までは曲のストーリーを意識して歌っていたのですが、今回はロックっぽいスパイスを加えライブを意識して歌いました。

『おやすみ』は作詞作曲ともに杏沙子さんが手がけていますね。

杏沙子 学生時代に付き合っていた恋人の悪口がきっかけとなって生まれた曲なんです(笑)。 だからリアルな自分を詰め込んだ曲です。「あと一言がほしいのに!」と悩む気持ちは『ダンスダンスダンス』でモチーフとなった私の友人と変わりませんね(笑)。インディーズ時代に作ったものを再レコーディングしたのですが、この歌にはその時その時の自分の恋愛観が現れるので、今の自分の恋愛観が現れていると思います。

最後の『とっとりのうた』は鳥取から上京された時のことを歌われたとお聞きしました。

杏沙子 この曲はアルバムの中で1番最後に完成した曲です。当初予定していた全10曲出来上がった時に「このアルバムにはあと1ピース足りないので、もう少しだけ待ってください」とお願いして、自分の原点に帰った曲を作ることにしました。鳥取の湖山池は昔から私がよくぼーっとしに行く場所です。帰省して久しぶりに湖山池へ行った時、センター試験1日目の国語で失敗したと思って、湖山池で大号泣していたことを思い出しました。湖山池の夕日を眺めながら、あの頃は鳥取からあんなに出たいと思っていたのに、今はこうして鳥取に帰省したいと思うようになった、自分の気持ちの変化についてツイートしようとした時に「これを曲にしよう」と思って。ツイートしようとした内容がサビになっています。

どんなに辛くても、未来の自分は今悩んでいることを必ず笑って話しているはず

いつ頃からシンガーソングライターになりたいと考えていましたか?

杏沙子 昔から歌を歌うことが大好きで、小さい頃はよく車の中でaikoさんや大塚愛さんの曲を歌っていました。ひそかに「歌手になりたい」と思っていたのですが、両親には高校3年生までそのことを言えなくて。進路選択の際「歌手になるためのオーディションを受けたい」と初めて自分の夢を打ち明けました。その後何とか両親を説得して上京させてもらい、そしていざ歌手を目指した時に「曲がないと歌えない!」と思い大学2年生から自分で曲を書き始め、杏沙子としてライブに出るようになりました。

杏沙子さんの温かみのある歌声の秘訣は何ですか?

杏沙子 ありがとうございます。曲をいかに“自分色に染めて歌うか”を意識しています。ライブ前はストレッチをしてから、一本下駄を履きます! 重心を後ろにもってきて、優しい声が出せるように体幹を整えます。あとは、風船を膨らませて、喉を使わずより良い息の吐き方を確認しています。

高校生へメッセージをお願いします。

杏沙子 私と同じように、地元から出たいと考えている子は勇気がいる事だけど、まずは家族や友だちにその気持ちを言葉にして話してみると良いと思います。私の友人で「鳥取から出たかったけど勇気がなくて出られなかった」と言う人は少なくないです。もちろん、地元を出ることがすべてではないし、それに出ることで辛いことや苦しいこともあると思います。でもどんなに辛くても、未来の自分は今悩んでいることを必ず笑って話しているはずなので、後悔しない選択をしてほしいです。

杏沙子アサコ

1994年4月4日生まれ。鳥取県出身のシンガー。2016年に初のオリジナル曲「道」を発表し、本格的に音楽活動をスタート。インディーズ時代には「道」、「アップルティー」、「マイダーリン」の3曲のミュージックビデオをYouTubeにて公開。そのYouTube総再生回数は約650万回を記録。他にも、音楽投稿アプリnanaにて2017年歌い手再生数ランキング第1位を獲得するなど、シンガーとして高い注目を集めている。

DISC INFO

1st Full Album『フェルマータ』 
【初回限定 ぐるぐるリングノートデラックス盤】¥3200(+tax)
【通常盤】¥2700(+tax)
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