スペシャルゲスト飯豊まりえ「女性公認会計士×女子高校生~デキる女は何が違うの!?」レポート

飯豊まりえ JK×JK未来トーク~デキる女は何が違うの!?~

ch FILESと日本公認会計士協会主催の「JK×JK未来トーク~デキる女は何が違うの!?~」を2月17日に東京・公認会計士会館で開催しました。

グローバルに活躍されている女性公認会計士の岡本いずみさんや女優・飯豊まりえさんをスペシャルゲストにお迎えして、資格のことや身の回りの“デキる女”、“海外でのお仕事”についてたっぷりとお聞きしました!

飯豊まりえ JK×JK未来トーク~デキる女は何が違うの!?~

日本公認会計士協会 関根愛子会長・飯豊まりえさん・岡本いずみさん・林佳緯さん

オープニング・メッセージとして日本公認会計士協会 関根愛子会長から、会計の専門家である公認会計士は世界中で企業活動をサポートし、業務の国際化に伴い海外で活躍している人もたくさんいることが紹介されました。

続いて公認会計士の卵である日本公認会計士協会準会員の林佳緯さんから公認会計士の資格や試験勉強、お仕事内容についてご自身の経験も交えて教えていただいたところで、海外での勤務経験もある公認会計士の岡本いずみさんがご登場。ロサンゼルスで働かれていた時のお話を中心にお仕事についてお聞きしました。

ここでは、その後に行われた岡本いずみさんと飯豊まりえさんをお迎えしたパネルトークの模様をお届けします。

“デキる女”とは、自分の目標に向けて
確実に歩んでいく女性

まず、おふたりにとって“デキる女”はどんなイメージですか?

飯豊 私の中では、まさに映画『マイ・インターン』のアン・ハサウェイのような、バリバリ仕事をしているカッコ良い女性。高校生の頃から、言葉遣いがきれいで自立した女性にはとても憧れていました。まさに岡本さんのようなイメージです。

岡本 ありがとうございます。私も“人生でこういうことをやりたい”という目標をひとつ決めて、それに対してどうやって達成できるかを日々考えて頑張っている人には憧れますね。

実際に身の回りにいらっしゃる、“デキる女”はどんな方ですか?

飯豊 私のお友だちのラブリちゃんは、本当にデキる女です。お料理もできるし、モデルさんとしても確立されていますし。彼女はフィリピンと日本のハーフなのですが、最近はフィリピンと日本のかけ橋になるための活動も始められて、自分の夢に着実に歩んで形にされているのがカッコいいなと思います。

岡本 仕事をたくさんしながら、プライベートも充実させて家族も大切にしている人はカッコいいですよね。

岡本さんは、海外でお仕事をされていたことがあるんですよね?

岡本 はい、昨年の6月くらいまでロサンゼルスで2年弱働いていました。

飯豊 そうなんですね! 私も1月に番組のロケでロサンゼルスに行きました。ヨーロッパからの移民の方が多くいらっしゃるサンタ・バーバラというところで外国の方にインタビューするお仕事だったのですが、通訳さんがいないとお話できないので、お仕事をする上で英語が話せると話せないでは全然違うなと思いました。

飯豊まりえ JK×JK未来トーク~デキる女は何が違うの!?~

英話を勉強したいなとか思われましたか?

飯豊 思いました! 私は海外ドラマを見るのが好きなので、それを字幕なしで見られるようになるのが夢です。

岡本さん、何かオススメの英語の勉強法ってありますか?

岡本 私も洋楽や洋画から英語を勉強しました。まずは背伸びをして、“私は字幕がなくてもわかっている”と思って字幕なしで海外ドラマをご覧になるのも良いと思います。あとはやっぱり日々英語に触れるということが大事かなと思います。

日本と海外で仕事をする時の違いってありますか?

岡本 ロサンゼルスで働いていた時に、スロバキア人、中国人、オーストラリア人、メキシコ人の5人のチームで動いていて、アメリカ人の上司にある提案を持って行ったら、上司から”Do you have any other ideas?”(別のアイデアはある?)と言われたんです。その時、私は言葉どおり“他の案も欲しいんだな”と考えたのですが、オーストラリア人は、“この案は上手くいった”と捉えて、メキシコ人は、“この案はダメだった”と捉えました。ひとつの言葉に対して、勘ぐって捉える人もいれば、これが良かったから自分たちは期待されているんだと捉える人もいて、言葉だけでなく、考え方の違いなどもコミュニケーションでは大切なんだなと思うことがありました。

“自分の強み”は
専門性を磨くことで確立できる!

飯豊さんは小学生の頃すでにモデルのお仕事を始められていますが、始められたきっかけは何だったのですか?

飯豊 もともと人と接するのがあまり得意ではなかったので、自分を変えたいという気持ちがあって、家族や親戚に自分が頑張っている姿を見せられるお仕事と考えたら芸能界かなと思い、9歳の時にオーディションを受けて、この世界に入りました。ちょうどテレビでドラマ「花より男子」を見ていた頃だったんです。

高校時代もお仕事と勉強の両立が大変だったんじゃないかと思うのですが、いかがでしたか?

飯豊 それは本当に大変でしたね。でも、芸能活動をしていたから勉強と両立できませんでしたというのはカッコ悪いなと思っていたので、本を読んだり趣味をするのも学校を卒業してからにしようと思って調整していました。

最近では女優さんとしてもご活躍ですが、モデルをされる時とお芝居をされる時ではやっぱり違いますか?

飯豊 全然違います。お芝居をしている時は、違う人間を演じていて、モデルの時は自分自身。モデルは私にとっては軸になる部分なので、“変わらない場所”というか、自分をリセットできる場所になっていると思います。

女優さんのお仕事の時に、気をつけていることはありますか?

飯豊 なるべく台本は外で覚えるようにして、お家には役を持ち帰らないようにしています。高校生の頃は切り替えがうまくできなくて、恋愛モノをやりながら殺人鬼みたいな役をやっていて、自分でもワケがわからなくなってしまった時があって(笑)。その失敗の経験から学びました。

おふたりがお仕事をする上で大切にされていることはありますか?

飯豊 礼儀は大切にしています。あとは、おごらないこと。現場で名俳優の方にお会いすると、皆さんスタッフさんたちに対しても腰が低くていらっしゃって。丁寧にお仕事をされている姿を見ると、長くやっていくというのはこういうことなのか、と思うんです。私もそんな風になりたいなと思っています。

飯豊まりえ JK×JK未来トーク~デキる女は何が違うの!?~

岡本 私もこの仕事を始めて8年になるのですが、監査法人のドアを初めて開けた初日のことを忘れないでおこうと思っています。まだ大学生の21歳の頃で、とてもドキドキして会社のドアを開けて仕事のデスクに行って上司に挨拶をして。それだけのことなのですが、本当に緊張しました。それくらいピリッと緊張して立ち向かわないといけない仕事だということはずっと覚えておきたいなと思っています。

芸能界と会計士の世界との共通点って何かありそうですか?

岡本 飯豊さんのお話を聞いていて思ったのは、芸能界はある程度自分の責任でモデルであったり女優であったりどういう道に進むかを考えて、自分の強みを磨いたり専門性を高めたりしながらファンをつけていくのだと感じました。会計士の世界もどんな専門性を見つけていくかは大切で、私は海外の道を選びましたが、どういう形で自分の強みを見つけていくかという部分は似ているのかなと思います。

資格って、持っているとやっぱり強いものですか?

岡本 そうですね。現在、公認会計士は日本では8割ほどが男性なのですが、結婚してからもフレキシブルに続けやすい環境が整っていて、資格はその人の能力を証明するものでもありますから、出産などで一度離れても復帰もしやすいですし、女性にとっては特に味方になってくれると思います。

自分の限界を自分で決めないで!
高校生へ伝えたいこと

最後に、高校時代の自分に何かアドバイスするとしたら、どんなことを伝えたいですか?

岡本 私は今年で30歳になるのですが、12年前の自分に声を掛けてあげられるなら、「失敗は、全然失敗ではないんだよ」と言ってあげたいですね。当時はまだ公認会計士を目指していたわけではないのですが、やってみたいことがたくさんありました。そんな時に、自分はこんなことは苦手だからやめておこうかな、と思うことも多くて。でも、皆さんが今できることってすごく無限大にあると思うので、何にでもチャレンジしてみればいいと思います。

飯豊 私も同じですね。自分の限界を自分で作らないで欲しいなと思います。私も自分で制限をかけてしまうことが多かったのですが、失敗しないと学べないんですよね。あと、高校生の頃は、苦手な人のことはあまり見ないようにしていましたが、反面教師で気づけることも多いので、どんな人とも向き合うことは大切だと思います。大人の方にいろんなお話を聞く機会を増やすことも、とても良いと思います。

飯豊さんは1月に二十歳になられて、何か変わったことはありますか?

飯豊 私自身の意識としてはそれほど変わらないのですが、大事なのはこれから自分がどうしていくかなんじゃないかなと思っています。“言霊”という言葉があるように、私は夢は言葉に出していった方がいいと思っています。思っているだけでは本当に夢だけで終わってしまうと思いますが、私は言葉にしたことは全部叶ってきているので、皆さんもぜひやってみてください!

会場からの質問

私も演技をすることが好きなのですが、高校生で勉強と自分のやりたいことを両立することはすごく難しいなと感じています。何か一歩を踏み出すアドバイスをお願いします。

飯豊 きっとどちらを選んだとしても“ああすれば良かった”という後悔は付いて回ると思います。だから、どちらかを選ぶのではなく、両方をやったらいいんじゃないかな。勉強の道を選んでも、いつか演技が自分の息抜きになるかもしれないし、自分の逃げ道にもなってくれると思います。どちらも成功させようとは思わなくていいから、どちらも楽しく続けられることが大切なんじゃないかなと私は思います。

私はまだ考えが子供っぽくて、苦手な人と関わってみようという風には全然思えないのですが、どうすれば飯豊さんのような大人っぽい考えが持てるようになりますか?

飯豊 私は人間観察が好きだったから、話さなくても人のことをすごく見ていました。そう言うとちょっと怖いですけどね(笑)。でも例えば人と接する時でも、“あの人の話し方は素敵だったな”と思ったら自分も真似してみたりとか。そうすることで友だち付き合いもすごく楽になりました。あと、今日のように大人の人が話すイベントに参加してみたり、先生と話してみることでも考え方は変わっていくんじゃないかなと思います。

将来の夢を決める時に、私は周りの人の目をすごく気にしてしまいます。大きな決断を自分でするためには、どういう心掛けが必要でしょうか?

飯豊 私もどちらかと言うとネガティブな方なので、この人にこう思われたらどうしようと考えてしまいがちだったのですが、自分がどう見られるかは、相手が決めることなんですよね。実は相手はそうは思わないかもしれないから、自分だけで諦めてしまうのはすごくもったいないと思います。恋愛の告白もそうですよ! フラれちゃったらどうしよう! ということも、相手が教えてくれること。伝えてみないと始まらないので、ぜひチャレンジしてみて欲しいなと思います。

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岡本いずみ
 JK×JK未来トーク~デキる女は何が違うの!?~
’09年11月、大学4年生で日本の公認会計士試験 論文式試験合格。’10年4月、新日本有限責任監査法人大阪事務所 国際部に入社。’15年9月よりGlobal Exchange ProgramにてEY Los Angels事務所に勤務。米国上場会社および在米日系会社の監査に従事。’16年11月、米国公認会計士の試験合格。現在は東京事務所に帰任し、グローバル展開をする企業等の監査を担当している。
飯豊まりえ
飯豊まりえ JK×JK未来トーク~デキる女は何が違うの!?~
4月スタートの連続ドラマ「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」(TBS系)他、数々の映画・ドラマ出演作が続く。情報バラエティ番組「にじいろジーン」(関西テレビ系)にもレギュラー出演中、二十歳を迎えた1月5日には、自身初の写真集『NO GAZPACHO』を発売。雑誌Seventeenの専属モデルとしても人気が高い。