気になるマンガ原作の実写版が多数公開される2018年。
前編ではchスタッフが気になるマンガを読み比べて、映画の観どころをピックアップしてきましたが、後編ではなんと！！ あの大人気マンガ家から…？？
映画『プリンシパル～恋する私はヒロインですか？～』
原作者・いくえみ綾先生からコメントをいただきました！
©いくえみ綾／集英社
いくえみ先生の原作『プリンシパル』の実写化のお話を聞かれた時の心境を教えてください！
©いくえみ綾／集英社
映画化のお話はとても嬉しかったです。この高校生の若いキャラクターを誰がやっていただけるのかと楽しみでした。キャスティングについては黒島結菜さんを最初に見た時、“糸真にピッタリ！”と思いました。弦役は小瀧望さんを候補にいただき、最初は存じ上げなかったのですが、映像資料などを見せていただきました。ご本人にお会いしたら礼儀正しく、とてもカッコいい方で弦に合っていると思いました。和央役の高杉真宙さんに関してはお写真を拝見して漫画からそのまま出てきたような印象を受けてぜひお願いしたいと思いました。
映画制作にはどのように携わっていかれたのですか？
©いくえみ綾／集英社
キャスティングについてご提案いただいてから意見を言わせていただいたり、撮影現場も何度か見学させていただきました。ピアノの発表会のシーンは特に長く見学させていただいたのですが、途中、高杉さんが「和央はこのシーンではどんな心情なのでしょうか？」と質問されたので、いろいろお答えしました。そういった意見も取り入れてくれたのでテスト撮影から本番まで見ていきたいという気持ちになりました。
実写化にあたって、“これだけは譲れない！”というこだわりはありましたか？
©いくえみ綾／集英社
もともとイケメンをふたり主軸にして描いて欲しいという企画で始めた漫画でして、映画化にあたり、恋愛部分はもちろんですが、弦と和央の友情をしっかりと描いて欲しいと思っていました。
完成した映画をご覧になって、いかがでしたか？
©いくえみ綾／集英社
キラキラしていてかわいらしい作品になったと思いました。キャストの皆さんも本当にかわいかったです。全編札幌で撮影されているのもあって、撮影場所に親しみがあってそういう楽しみ方もできました。雪が降る中、小瀧くんと高杉くんがふたりで登校しているシーンがカッコよくて印象的でしたね。後ろから糸真が弦に抱きつくシーンもとてもかわいくて印象に残りました。原作のシーンも忠実に描いてくれる部分も多く入っていて、嬉しかったです。漫画では描けなかった色気やかわいらしさが詰まっていて、本当にぜいたくな映画になったと思います。
公開を楽しみにしている高校生に向けてメッセージをお願いします！
©いくえみ綾／集英社
キラキラとかわいらしくて素敵な映画になっております。原作の実写化となるといろいろ言いたくなることもあると思いますが、そういったフィルターをかけず、映画として楽しんでいただけたら嬉しいです。映画を観終わった時、とてもキュンとしました。ぜひ、皆さんにも味わっていただけたらと思います。
プリンシパル～恋する私はヒロインですか？～
STORY 『あなたのことはそれほど』のいくえみ綾原作のラブストーリー。北海道・札幌へ転校した糸真（しま）を待っていたのは、校内一のモテ男子・俺様系イケメンの弦とゆるふわ系イケメンの和央。しかし、女子の間には“弦と和央はみんなのもの”というルールがあり…。
- 原作：「プリンシパル」いくえみ綾（集英社マーガレットコミックス刊）
- 監督：篠原哲雄
- 出演：黒島結菜、小瀧望（ジャニーズWEST）、高杉真宙、川栄李奈、他
©2018映画「プリンシパル」製作委員会 ©いくえみ綾／集英社
3.3（土）全国公開
