キラキラのトロールたちが織り成す3Dアニメーション『トロールズ ミュージック★パワー』! 音楽をこよなく愛するトロールたちの歌って踊りまくる本作は、本国でも名だたるアーティスト陣が吹き替えを担当したことでも話題。日本語版吹き替えとして、ポップ村のポピーとブランチに息を吹き込んだ上白石萌音さんとウエンツ瑛士さんにお話を伺いました!
ブランチが愛おしかった(ウエンツ)
まず、吹き替え前に作品をご覧になった時の感想を教えてください!
上白石 もう一瞬でこの世界が大好きになりました! トロールが可愛くてしょうがないですね! 動きも可愛いし、表情一つひとつがめちゃくちゃ細かいので、ずっと見ていたくなっちゃいます。最初は吹き替えのことは忘れて観ようと思って観て、最後ホロっと泣いてしまいました。
私たちも感動しました!
上白石 わかります、すごく愛に溢れていますよね! それにやっぱり、力のある音楽がほぼノンストップでかかっているというのも楽しんでいただけるポイントだと思います。
ウエンツ はじめはまだ字幕がついていない作品の英語を聴いて台本を見ながら観たんですが、役をやると思いながら観たので、僕は「ヤバい、難しい!」という緊張感もありました(笑)
実際に吹き替えをされて大変だったことはありますか?
上白石 本国でポピー役をされているアナ・ケンドリックさんの声がめちゃくちゃキュートで早口で、“どうしよう! このテンションにどうやって持っていこう”と思って…(笑)。少しずつ作品への熱を高めながら、自宅でも声を探っていきました。
ウエンツ もちろん萌音ちゃんの歌声はもともと素敵なんですが、それを自分の歌い方ではなくてポピーとして演じて、表情と動きが決まっている中でのキャラクターとして歌うというのは本当にすごいなと思います。
ポピーも可愛いし、ブランチがポピーのこと大好きなのに全然気持ちを伝えられないのも可愛かったです。
ウエンツ ブランチは愛らしくて僕も応援したくなりました。自分のことを後回しにしたり、ブランチがポピーに自分の気持ちを言わないという選択肢を取っている気持ちも痛いほどわかるんです。でも演じながら、僕としてはブランチ、もうそろそろ言おうよ、みたいな両方の気持ちが相まっていました。
ちなみにウエンツさんご自身は、ちゃんと告白できるタイプでしたか?
ウエンツ 告白するってなると失敗した時のことを考えるじゃない? フラれるのはいいんだけど、その後ふたりの関係性が変わることへの怖さがあると思うんです。ブランチもそうだと思うし、たぶんみんなもそうだと思うんだけど。俺もそれ、一緒(笑)
めちゃくちゃわかります。ありがとうございます。
ウエンツ どういたしまして(笑)
ポップ村よりカントリー!(上白石)
トロールが暮らす王国には、ポップ村の他に、ロックとかテクノ、クラシック、カントリー…といろんな音楽ジャンルの土地が出てきましたが、おふたりはどの村に暮らしたいですか?
上白石 私は、カントリー!
ウエンツ カントリー!?(笑)
上白石 ああいう哀愁、好きです(笑)。ポップ村は起き抜けから歌って踊るじゃないですか。まだ発声もできてないし、って…テンション上げるのも大変そう。それより、ちょっと町外れの田舎の雰囲気でポロロン、みたいな方が性に合ってるかなと思います。
ウエンツ 僕は憧れも含めて言うと、やっぱりロック村(ボルケーノ・ロック・シティ)に行きたくなっちゃいますね。この作品で、ホント唯一と言っていいくらい一発OKがもらえたのが、内気なブランチがロック風になって叫ぶ場面だったんです。その時の監督の「OK〜!!!」が忘れられない(笑)。ブランチとしては自由に叫べる解放感もあったと思うし、僕もロックの村に行っちゃえば、「イエ〜イ!!」って叫べるのかなって。
上白石 私はあの場面、めっちゃ時間かかりました。私、ロックじゃないんだなって思いました(笑)
ウエンツ 僕は「来たぜ!」みたいな感じがあった(笑)。でもどのジャンルの音楽もいいよね、魅力があって。
おふたりは、音楽は1日の中でいつ聴かれますか?
上白石 私は音楽を聴くのは夜ですね。眠くなるような音楽が好きです(笑)
ウエンツ そうなの!?(笑)
上白石 先ほどもお話ししましたが、ハナレグミさんとか大橋トリオさんとか、ギターがポロロン、みたいな優しい感じの歌が好きで、夜部屋を真っ暗にしてキャンドルやお香を焚きながら流して、1日の疲れを癒して寝ています。
ウエンツ そう考えたら僕は逆に夜は聴かないですね。朝、散歩をするのが好きなんですが、いつも1曲決めて出かけるんです。1曲だけはそれを聴いて、あとはイヤホンをはずして街にある音楽や公園や森の中でいろんな音を楽しんでいます。
トロールたちが教えてくれる
可愛いキャラクターがたくさん出てきましたが、おふたりのお気に入りのキャラは誰ですか?
上白石 私はタイニー・ダイヤモンド(ガイ・ダイヤモンドのキラキラヘアーの中から生まれてきた赤ちゃんトロール)! まずトロールの子どもは髪の毛から生まれるのか! っていう衝撃もありましたね。スポッと頭の中から上に飛び出して…。
しかもお父さんから生まれるっていう(笑)
上白石 そうそうそう! しかも産声がラップ、っていう。堪らないですよね。これぞアメリカのユーモアという感じで、この子の破壊力からは目が離せなかったですね。
ウエンツ 僕は、ポピーのお父さんのぺピーですね。ポピーとぺピーが意見の違いで言い合ったりするんですが、そこにすごくお父さんの愛情を感じるんです。中学とか高校生の頃って、それが自分を思って言ってくれていても、その気持ちって届かないじゃない? ちょっとジョークも言っちゃうようなお父さんだけど、それでさえ、娘からすると「ちょっとお父さんやめてよ」ってこともあるるだろうし。
わかります(笑)
ウエンツ 今僕は母親とふたり暮らしをしているから、映画を観ながら「そういえば昨日俺、母親にめっちゃ怒ったな、あれって俺のこと思って言ってくれてるよな」とか気付かせてもらいました。こういうことって30歳を超えてもあるからさ。
最後に、映画から、すごく「それぞれの個性を尊重しよう」「自分のままでいいんだよ」というメッセージを感じました。でも個性って難しいなと思って。おふたりはご自身の個性ってどこにあると思われますか?
上白石 私は特筆すべきことがないことが個性かなと思っています。普通で平凡なので。
ウエンツ 平凡な人、あんな声優できないよ!
上白石 いやいやいや。大した趣味も特技もないし。この世界には華やかな方もたくさんいるし、才能がある方もたくさんいらっしゃるので…。でも、今まではなんで自分はこんなんなんだろう? ってそれを嫌に思ったりもしていたんですが、最近やっと、それでもいっかと思えるようになりました。こんな私だからわかる気持ちもあるし、もらえる役もきっとあると思うので。
ウエンツ 僕は誰よりも自分が好きなんです。自分自身が可愛くてしょうがない(笑)。もちろん周りに助けてもらってここまで来たんですが、ある時、こんな自分だから助けてもらえてるんだよって思えるようになって、すごく楽になりました。自分のことが素敵だよって思えると相手のことも素敵だよって言えるようになるし。それは僕の個性かなと思います。
上白石 この映画をご覧になれば、人と違うことって実はすごく素晴らしいことなんだよ、困った時に助けてくれる人がいることはすごくありがたいことだよね、とトロールたちが教えてくれると思います!
上白石さん/ヘアメイク:冨永朋子(allure)、スタイリスト:嶋岡隆(Office Shimarl)
ウエンツさん/ヘアメイク:輝・ナディア(Three PEACE)、スタイリスト:伊達めぐみ(UM)
読者プレゼント
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— ch FILES関東版 (@chFILES) September 20, 2020
※上記は関東版ですが、東海版、関西版、九州版でも同時募集中です。
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- 監督:ウォルト・ドーン
- 日本語吹替え:上白石萌音(ポピー)、ウエンツ瑛士(ブランチ)、仲里依紗(バーブ)、ミキ・昴生(トロールツァルト)、ミキ・亜生(クラウド・ガイ)、他
- 東宝東和 ギャガ
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10.2(金)全国公開