go!go!vanillas柳沢進太郎|「『FLOWERS』は普段の生活の中に入り込んで、ホッとしたいときに聴いてもらえるアルバム」

約1年9ヶ月ぶりとなる待望のニューアルバム『FLOWERS』を12月14日にリリースしたgo!go!vanillas。柳沢 進太郎さん(g)にアルバムの楽曲に込めた思いを伺いました。高校生への熱いメッセージも必読です!

楽曲=種
皆さんの心の中でどう育っていくかを楽しんでほしい

大阪城ホール&日本武道館公演を経て、ニューアルバム『FLOWERS』の発売おめでとうございます!

柳沢 大阪城ホールも武道館も昔から憧れていた会場です。1度目の武道館はコロナの感染拡大真っ只中でキャパシティの半分しかお客さんを入れられなかったのですが、今回は見切れ席も追加販売するくらい満員のお客さんが来てくれて。その景色たるや、壮観でした。最近はいつ誰がコロナに感染するかわからないので、ライブができることがとてもありがたいことだと感じています。今回のアルバムにはこのライブで得た感謝の気持ちや新しい発想が入っていて、いつものように“楽しい”だけでなく、普段の生活の中に入り込んで、ホッとしたいときに聴いてもらえる作品になっています。

今作のタイトルとジャケットにはどのような思いが込められているのでしょうか?

柳沢 タイトルは牧(達弥)さんが考えたものです。コロナ禍で家にいることが多くなったので、家を居心地のよいスペースにしたいとハマったのがお花だそうです。本作に収録されている曲たちは種のようなものです。それが皆さんの心に植え付けられ、どうやって育っていくかを楽しんでいただけると嬉しいです。ジャケットは花の持つ力強さを表現できるビジュアルを探していたのですが、たまたま牧さんがネットニュースに載っていた萩原慎哉さんの水中を泳ぐペンギンの油彩画を見つけて。調べてみると(ジェット)セイヤさんと同じ地元で、年齢も近かったこともあり、コンタクトを取ってみたら、萩原さんも僕たちの曲をよく聴いてくださっていたんです。そこでアルバムのコンセプトに合わせ、水中というありえない状況でも咲く力強い花を描いていただきました。

1曲目の『HIGHER』にはものすごいパワーを感じました。この曲は皆さんにとって、どのような曲ですか?

柳沢 歌詞にある「理由は捨てろ」や「半径3メートル余りの人」は牧さんが最近よく口にするフレーズです。人との距離ができてしまった今だからこそ、自分の半径3メートル以内にいる身近な人を大切にしたい。身近な人への感謝の気持ちって言葉にしないと伝わらないけれど、なかなか口に出しづらいので、この楽曲を通して皆さんに伝わると嬉しいです。

MVはどこで撮影されたのでしょうか?

柳沢 福島県の浄土平という国立公園です。すごく神秘的な場所で日本じゃないみたいですよね。今回のMVは久々に演奏シーンだけのものになっていて、『FLOWERS』というアルバムに対する決意が表れています。

『青いの。』は明るい曲調と歌詞の内容にギャップがあり、そこが青春を感じさせます。

柳沢 まさに牧さんが今の高校生が青春を謳歌できていないことを憂いて作った曲なので、僕たちもそれぞれの青春時代を重ねて演奏しています。僕も「無知と恥に焼かれた」経験はありますが、それを素直にさらけ出すことができる牧さんはすごいなと思います。『青いの。』だけでなく、今作に収録されているどの楽曲にも言えることですが、今までの楽曲に比べ、より素直で具体的な言葉で歌詞が書かれているので、たくさんの人の心に刺さると思います。また、今作では全員が隙間を意識して演奏しています。そうすることで誰かがフォーカスされるかっこよさがあって。その中でこの曲は (長谷川)プリティ(敬祐)さんの持ち味だった手数の多さを活かして、ベースが目立つようにしています。

MVではメンバーの皆さんの制服の着こなしが個性的で観ていて楽しかったです。柳沢さんの高校はどんな制服でしたか?

柳沢 ビビるくらい濃い緑のブレザーでした(笑)。ネクタイも赤だったので、「涼宮ハルヒ」シリーズでキャラクターたちが着ているものとそっくりで。着崩したりはしていませんでしたが、常にラバーソールを合わせていました。

『I Don’t Wanna Be You』と『My Favorite Things』は柳沢さんが作詞作曲を担当されていますね。

柳沢 『I Don’t Wanna Be You』は直訳すると「お前になりたくない」ですが、そこには「自分のままでいたい」という意味が含まれています。SNSや街頭ビジョン、周りの人たちの話し声など、たくさんの情報が溢れかえっている世の中ですが、その中には自分の芯がぶれてしまいそうになるくらい嫌だなと思うようなものもあって。それに打ち勝つためにはその芯をいかに太くして、深く地面に突き刺すかが重要です。だから、「自分は自分でいたい」という自己愛をピックアップしたくて作った曲です。『My Favorite Things』は大阪城ホールと武道館での公演の準備をしているころに作った曲です。公演のタイトルが『My Favorite Things』だったので、「好きなものを好きなだけ愛していくことは美しいし大切だ」ということを表現しています。“もの”を愛する価値観って万物に神が宿ると考えている日本特有のものだし、大切なのは値段じゃなくてどうやって出会ったかや誰から貰ったかだと感じています。だからすべてのものに感謝しながら生きていきたいなと。ちなみにこの曲はもともと別のタイトルを付けていたのですが、アウトロに「My Favorite Things」という歌詞を入れたらどうかと牧さんからアイデアをいただいたことでタイトルも『My Favorite Things』になりました。牧さんとの共作のようでお気に入りです。

『LIFE IS BEAUTIFUL』には今作に関わられたゲストミュージシャンの皆さんが全員参加されているんですね。

柳沢 『FLOWERS』の中で一番はじめに収録した曲です。ゲストミュージシャンとの演奏は技の見せ合いになりがちなので、1つの楽曲にまとめるのはとても難しい作業ですが、自分のフィールドではない人の演奏をみることで学ぶことは多々あります。特にフィドル(バイオリン)は同じ弦楽器として、ギターにも取り入れられる表現があり、それを他の楽曲で活かしているので、僕にとってはこの楽曲がまさに“種”ですね。

ライブツアーも楽しみです!

柳沢 皆さんに楽しいと感じてもらえるライブにできると自負しています。このアルバムを耳が取れるくらいたくさん聴いて待っていてくださいね!


高校時代は一瞬!
やりたいことも勉強も熱中すれば、人生いいことがある

来年でメジャーデビュー10周年ですが、バンドを長く続ける秘訣はありますか?

柳沢 気になることがあったら、すぐに言うことかな。言わないと伝わらないし、積もり積もって爆発するのが一番よくないです。過去を振り返るとあの時言えば変わったのかなと思うこともあるので、人間関係で悩んでいるひとはとにかく伝えることを大切にしてください。

そろそろ受験シーズンですが、オススメの勉強へのモチベーションの保ち方を教えてください。

柳沢 本人が勉強についてどう思っているかが一番大切だと思います。僕は知識欲があったので、勉強は好きでした。たとえ嫌いでも、小学校から高校の12年間なんて、人生100年だと思えば一瞬なんだから、絶対に勉強しておいたほうがいいです。いつ使うかわからない知識も、突然役に立つときが来るかもしれないし、大人になると勉強したくなりますから。今はモチベーションがなくても、取り合えず勉強して、成績があがってきたら、気持ちもついてきますから安心して!

学校の勉強や受験勉強以外に高校生のうちにしておいた方が良いことはありますか?

柳沢 チャンスが回ってきたときに掴み取れるよう、なりたい職業に関することは、若い頭のうちに学んでおくべきです。僕はいきなりメジャーバンドに入ったので、至らないところもありましたが、振り落とされずに喰らい付けたのは、若いときの努力があったからだと思います。ただ調べるだけじゃなく、自分で答えを考えることが大切。トライアンドエラーを繰り返していけば記憶に残るし、夢は絶対叶います。

最後に、高校生に向けて一言メッセージをお願いします。

柳沢 誰でも主役になれるこの時代だからこそ、一瞬で過ぎてしまう高校時代を大切にしてください。高校生って一番エネルギーがある時期だから、やりたいことも勉強も熱中すれば、人生いいことがあります。人生は楽しんで!

今月の特集テーマ
「自分にチカラをくれた“言葉”」

柳沢 進太郎

楽器を教えてくれた塾の先生に言われた「お前は音楽の才能があるから大学には行かないでほしい」という言葉が、僕にとってのターニングポイントになりました。無責任な発言ではあるけれど、内心では音楽をやりたいと思っていた僕の心を見抜いて、けしかけてくれたんだと思います。



読者プレゼント


go!go!vanillas

DISC INFO

new albam「FLOWERS」
通常盤(CD)  ¥3,300 (tax in)
now on sale

LIVE INFO

go!go!vanillas「FLOWERS」TOUR 2023
1/17(火) KT Zepp Yokohama
1/20(金) Zepp Osaka Bayside
1/21(土) Zepp Osaka Bayside
1/26(木) 長崎 DRUM Be-7
1/27(金) 大分 DRUM Be-0
1/29(日) Zepp Fukuoka
2/4(土) 郡山 HIPSHOT JAPAN
2/5(日) 仙台 GIGS
2/11(土) Zepp Sapporo
2/17(金) Zepp Nagoya
2/18(土) Zepp Nagoya
2/26(日) Zepp Haneda
3/9(木) 岡山 CRAZYMAMA KINGDOM
3/11(土) BLUE LIVE 広島
3/12(日) 高松 festhalle
3/24(金) 中野サンプラザ
3/25(土) 中野サンプラザ
4/7(金) 長野 CLUB JUNK BOX
4/8(土) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場
4/20(木) 大阪 オリックス劇場
4/21(金) 名古屋国際会議場 センチュリーホール
4/23(日) 福岡市民会館
5/5(金) 鹿角市文化の杜交流館コモッセ 文化ホール

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