【よしもとTALK】ダイタク「本当に好きなことは、やってみないとわからない」

左から、ダイタク 大・拓 

2019年から3年連続「M-1グランプリ」準決勝進出の実力派双子漫才コンビ・ダイタクがよしもとTALKに初登場! 芸人の道を進むことを決断した時のこと、双子ならではのネタ作りの苦労について、そして今号の特集テーマ「SNS」についても高校生スタッフがお聞きしました!

「帰ってきて」が
“芸人になろう” という合図

お二人は高校時代、どのようなキャラでしたか?

 僕は商業高校に通っていたので、女子が9割、男子が1割ぐらいだったんです。もう完全に女社会で女子に嫌われたら終わりだったので、目立たないようにひっそりしてました。おとなしい子とも活発な子とも仲良くするような中間に位置してました。

お兄さんの大さんはどうですか?

 僕はずっとバスケをやってて、僕の高校はバスケが一番強かったのでバスケ部に入っているとヒエラルキーは上でしたね (笑)

お二人はいつ頃からお笑い芸人になりたいと思われていたんですか?

 小学生ぐらいの時ですかね。芸人になりたいというより漠然と“お笑い”っていいなってぐらいでしたけど。

お笑い好きなご家庭だったんですか?

 子どもの頃から戦隊ものとかアニメにハマることがそんなになくて、小学校の低学年ぐらいからバラエティ番組を見てたんです。きっと親がバラエティ好きだったから僕たちも一緒に見てたのかなという感じです。

大さんが大学を卒業されるタイミングで、山口県で働いていた拓さんを呼び寄せて東京のNSCに入学されたそうですが、ご家族はどのような反応でしたか?

 僕はずっと飲食店でバイトして適当にのらりくらりしてたら、大学3年の終わりに親から「将来、何すんの?」って言われたんです。それで、拓に「帰ってきて」って電話しました。それまで二人の間で「お笑い芸人をやろう」って口で約束したことはなかったけど、「帰ってきて」っていうのが、僕たちの間で“芸人になろう”っていう合図だったんです。拓が熊本に帰って来て、親に居酒屋で「芸人になります」って言うと、お袋は賛成してたけど、親父は「そんな簡単なもんじゃないぞ」ってちょっと反対してましたね。

拓さんは芸人になることに迷いはありませんでしたか?

 仕事自体はすごく上手くいってて単純に楽しいなと思ってたんですけど、子どもの頃から漠然とお笑い芸人になりたいというか、大人になったらきっと芸人になるもんだって思ってたから迷いはあんまりなかったかな。

その頃、大さんから見て社会人を経験された拓さんが変わったと感じたところはありましたか?

 ちょっとしっかりして、すごく社会人っぽい考え方になったなと感じました。

 その4年間が初めてバラバラに過ごした時間で、僕個人の性格とか考え方はちょっと変わったね。みんなも社会に出たらわかると思うけど、社会に出るとパートナー的な存在の人にも厳しく怒らないといけなかったり、逆に怒られる時もあるから友だち付き合いという感覚じゃダメだったりするの。

ところで、双子でコンビを組もうという意識は以前からあったんですか?

 もう決まってる状態。

 小学生6年生ぐらいの時に初めて漫才作って、ふたつ上の兄に漫才を見せたりしてたから、コンビを組むとしたら二人でやるっていう風に勝手に思ってた。

ネタ作りはお二人でされているそうですが、お二人はネタを作る時に方向性の違いで揉めることはありますか?

 それはね、やっぱりあります。全体の方向性は同じなんだけど、もうちょっと右にズレよう左にズレようという違いがある感じかな。ネタってちょっとそれた方が面白かったりするんで、そこで意見を言い合ったりとかすることはある。

 双子だっていうのはもう絶対条件としてあるから、できることは限られているしね。

ネタ作りをする上でのこだわりを教えてください。

 昔は台本として面白いとか作品性みたいなのが好きで伏線回収したり辻褄を合わせて展開させるのが好きだったけど、最近はどちらかというとちょっとバカバカしい方向のネタが好きになってきてるかな。だから、ネタを作る上でも昔は頭で考えてネタ合わせして自分たちは笑っている状況じゃなかった。でも、最近はネタ作りの時に「このボケどう?」って二人で笑っている感じのネタの作り方をしてるかな。まあ、昔に比べて単純に芸歴とか経験とかで幅が広がったっていうのもあると思うけどね。

ネタ作りは楽しんで取り組まれていますか?

 いいネタができた時は楽しいけど、ネタ作りの苦しみを知ってるから取り掛かりたくない。できるだけ現実逃避して生きてる。

相方への思いをお聞かせください。

 やっぱ双子だから能力はある程度一緒ぐらいで、好き嫌いも基本的には同じなんです。ネタは幅が広い方がいいじゃん。だから、自分と違う目線を持ってて欲しいと思います。

 俺は早くお兄ちゃん離れして欲しいですね。拓が何でもかんでもついてくるから。

拓さん、どうですか?

 取材で毎回言ってるから、また同じこと言ってると思ってる (笑)

お二人が家族に戻るスイッチはどんな時ですか?

 実家に帰った時ぐらいじゃないかな。兄弟とか家族でコンビを組んでる人はみんな同じだと思うけど、相方である時間の方がたぶん長いから相方っていう感覚の方が強くなる。

家族に戻ると、仕事の時と違う感覚になるんですか?

 (拓さんに) 家族だなぁって感覚は難しいよね?

 難しい!

 基本的にずっと電気のスイッチを入れた状態だけど、お互いが気を使わないですごく自然に暮らしてる。その電気を消す時は芸人を辞める時か解散する時だと思う。

▶次ページでは「好きなものを好きでい続けるために大切なこと」についてお聞きしています。