ハイスクールマンザイに出場を考えている高校生必読!
2025年M-1王者のたくろうの赤木裕さんときむらバンドさんに、今年のハイスクールマンザイ2026出場を目指す高校生たちに向けてアドバイスをいただきました!
絶対にヒーロー扱いする!
今年もハイスクールマンザイのエントリーが始まりました。
赤木 自分が高校生の時に漫才をすると考えたらきっとできなかったと思うし、大勢の人の前でしゃべるのはすごくハードルの高いことなので、挑戦するというだけですごいなと思いますね。
きむら ほんまに、高校生で漫才して、しかも大会に出るって、僕がもし今高校生で同級生に出場者がおったらヒーロー扱いしますね! 「すげーな、お前!」って言ってまうと思います。
おふたりは高校時代、クラスではどんなキャラクターでしたか?
赤木 僕はおとなしい子でした。なんもしゃべらない、先生に当てられても何も答えない。
きむら 答えない!? 答えられないじゃなくて!?(笑)
赤木 うーん。なんもしてない、変な子でした。野球部って部員で固まるんでね、その烏合の衆の男のひとり。ただ、それだけ。特に目立ったことはなかったですね。
では、行事などにはあまり積極的に参加せず…?
赤木 行事とかは参加しなかったですかね。無理矢理やらされるとかはよくありましたけど。体育祭の部活対抗リレーとか、ほかの部活は4人で4周するんですけど、僕はなぜかひとりで4周とかしてましたね。
文化祭でお笑いをしている人とかはいなかったですか?
赤木 いなかったかな。滋賀県だったので、そこまでお笑いが強いわけでもなかったんですよね。でも僕、小学生の時は、文化祭みたいな行事で漫才をしました。お笑い委員みたいなのがあって、そこに入っていたんです。その時ウケた気持ちよさがあったから、またもう一回やろうという気持ちになったのかもしれないですね。
きむら (インタビュアー風に)もしその時に漫才をしていなければ、芸人になられていなかったかもしれない可能性もあるわけですか?
赤木 いや、まぁまぁあり得るんじゃないですか。その頃はめっちゃお笑いが好きでやったというよりは、友だちがお笑い委員にいたから入ったって感じでしたけど。
きむら じゃあ同級生で一緒に漫才されていた方はM-1優勝ってなった時、喜んでいらっしゃったんじゃないですか?
赤木 喜んでくれてたんじゃないですかね。國友くん、今何をしてるんだろう。
きむら 國友くん、これを見たら連絡ください。
ありがとうございます(笑)。きむらさんはどんな高校生でしたか?
きむら 僕はもうもう“目立ちたい、目立ちたい”の激イタ高校生でした。どちらかと言うと進学校の真面目な学校やったんで、1、2年はだいぶ弾けて浮きまくっていて。高3ぐらいでこれじゃ危ないと気づいてちょっと控えめにしたら最後は少しだけ友だちができて、フィニッシュという感じですね。
どんなふうに弾けていたんですか?
きむら 授業中もボケちゃうとか。好きな女の子が先生に当てられて答える時には、間違えていても「俺は正解だと思うよ!」とか言ったりしてました。
好きな子がいらっしゃったんですね。
きむら そうですね! 高校時代はブラジルからの留学生を好きになって、すぐに連絡先を聞きに行って、電子辞書とかなかったんで、分厚い辞書を毎日持ち歩いて、メールが来たら単語の意味を全部調べてたんですけど。で、告白しようと思ったら、知らん間に帰国してました。
赤木 つら!
きむら アナちゃんって言うんですけど、アナちゃんも見てたら連絡ください。國友くんとアナちゃんね、お願いします。
赤木 お願いします。
自然と生まれてくるもの
コンビを組まれた当初の練習について聞かせてください。
きむら 道頓堀川沿いの四ツ橋のほうに、僕らの同期がよくネタ合わせしていた場所があって。当時はそこに住んでるおじさんとかがたくさんいたので、優しいおじさんたちがよく聞いてくれてました。
赤木 僕、その頃は滋賀に住んでたので、夜帰れなくなった時、一回おじさんたちと一緒に寝かせてもらったことがあります。そしたら次の朝、近所の教会の神父さんがおにぎりを届けてくれて、僕もいただきました。
きむら 枕元に置いてくれててね。優しいところやったね。
ちなみに効率的なネタ合わせの仕方ってあったりしますか?
きむら 勉強する時間も部活する時間もあるから、時間取りづらいですもんね。
赤木 僕らはネタ作って、2回くらい合わせて舞台っていう感じです。きむらさんは、4分ネタは一発で覚えますもんね。
きむら 僕、めっちゃ早いんですよ。でも効率とかは考えてないかもな。台本と思って見ちゃうと勉強みたいになって頭に入ってこないけど、人との思い出って覚えてるじゃないですか。そんな感じで、ほんまの人と人がしゃべってる話やと思って、頭の中に思い描いているかもしれないです。
ネタを飛ばしてしまった時とか、どう対応されていますか?
赤木 変な間を作るほうがよくないなと思うので、セリフが出てこなくても、その先の覚えているセリフをポンと言えばいいんじゃないかなと思います。「おい、飛ばすなよ」とか言うと、ウケたりはするんですけど、賞レースの場合はその時点で評価にならないから。適当なセリフで進めていくのもお互いピンときてない状態みたいになることが多いしね。
きむら でもどうせ飛ばしたんやったら、俺はもう腹括って地獄の果てまで行ってまうのもいい気はするけどな。セリフを覚えているところまでスキップするか、行けるところまでアドリブで行ってみるか。評価には繋がらんけど、あかんかったらあかんで、それも思い出やしね。
赤木 思い切って楽しもうでいいかもね。
ありがとうございます。高校生たちは自分の“キャラづくり”に結構悩んでいますが、おふたりはどのように今のキャラを確立されましたか?
赤木 いや、別にキャラは確立させようと思ってやっているわけではなくて、たまたま、普通に生きていたら確立されていったっていうか。
きむら そうだね。
赤木 もともとのしゃべり方とか感じをそのままネタにしてやっているだけなので、何かを作ったということはないですね。キャラって作りに行ってもきっとできないと思うんです。だからそんなに無理をしてキャラをつける必要はなくて、もともとあるものを誇張したりしていくといいのかなとは思います。
きむら 学生時代なんて、学校でどんな立ち位置やなとか、何をしているのが好きやなとか、そういうところから膨らますと自分の個性が出そうな気がします。
赤木 うん、あまり意識しすぎると嘘っぽくなっちゃうから、あまり意識はせず、自然体で、“無い”のが個性みたいなパターンもあると思うしね。
おふたりはビジュアルも中身も個性的なので、作り込まれた部分もあるのかなと思っていました。
きむら 確かに外見は多少アレンジしますけど、どちらかと言うと、“性格がこうだから”のほうが先ですね。高校生だと校則もあるだろうから、あまり見た目は変えられないだろうし、そうなると余計に自分の性格に素直なほうがいいと思います。
最後に今エントリーしようとしている高校生たちにメッセージをお願いします!
きむら お笑いの魅力は、いいことも悪いことも全部お笑いにしてくれること。結果が出る出ないとか、ウケたスベったとかあるけど、それも全部お笑いにしてくれます。高校生の時っていろんな悩みがあったりするけど、その頃の悩みなんて今は意外と覚えてないから。思い切りやってほしいなと思います。
赤木 そうだね。あの時あれやっておけば良かった! と思うことっていっぱいあるから、とにかくやりたいことは全部やってください。頑張れ!
赤木裕(あかぎゆう)
1991年10月24日生まれ 滋賀県大津市出身
東京NSC37期
きむらバンド(きむらばんど)
1990年1月28日生まれ 愛媛県松山市出身
東京NSC36期
2016年結成







