【ハイスクールマンザイ】ニューヨーク「ハイスクールマンザイに出た経験が後々財産になる」

出場しようかどうしようか、悩んでいる高校生必読! 「ハイスクールマンザイ」が気になっている高校生へ、ニューヨークから熱いメッセージをいただきました! ハイスクールマンザイに出場された高校時代の貴重なエピソードも!


おふたりはどんな高校生でしたか?


屋敷 一軍のキャピキャピしている人たちよりはちょっと下の1.5か二軍ぐらいにいて、いいなぁ、一軍に行きたいなと思いながらも、田舎やったんで大学を出て東京に出てからが本番やと思っていましたね。

嶋佐 全然モテなくて、部活もやっていなかったので、高校生活はあまり楽しくはなかったかもしれないですね。

当時からお笑いは好きだったんですか?

屋敷 高1の時にM-1が始まって、ハイスクールマンザイ(当時のM-1甲子園)もちょうど高校生の頃に始まったと思うんですが、「都会の高校生はすごいな、高校生でも漫才するんや」みたいな感じで、自分が出ることは考えなかったです。

嶋佐 俺もお笑いやバラエティは好きでTVでよく見ていました。小学生の頃に「ダウンタウンのごっつええ感じ」が放送していて、あんなにTVに引き込まれてめちゃくちゃ笑ったのは、後にも先にもないですね。ダウンタウンさんの衝撃的な面白さというか。圧倒的に面白かった。

芸人さんを目指すようになったきっかけは何でしたか?

屋敷 お笑いは普通にめっちゃ好きだったんですが、自分が芸人になりたいなと思ったのは、高1のクリスマス、M-1(2001)が始まった時に“カッコいいな”と思ったことですね。それまでふざけている姿は見たことがあっても、真剣にやっている勝負師の芸人の顔を見たのは初めてで。

ご自身がその場に立たれるようになって、いかがですか?

屋敷 それはピンと来ないですね。ずっと見ていた場所に自分が立ってるとか。

去年からハイスクールマンザイが“リモート漫才”になっているんですが、おふたりが高校生の時にリモート漫才だったら、出場されていたと思いますか?

屋敷 すでに競技が違う感じですよね。

嶋佐 そんなこと僕らでもやったことないですからね。ウケてるかどうかもわからんし。でもウケてるかスベってるかわからんのやったら、逆に自分たちが面白いと思うことをやればいいじゃないですか。

屋敷 うん、逆に出てたかもしれへんね。お客さんの前に立つのは怖いけど、リモートなら漫才の真似事とかできたかもしれない。でも友だちに「出ようぜ」と言う勇気がないかもしれないですけど(笑)


ニューヨーク流練習法・
緊張を緩和する方法は?


M-1に出られる時はおふたりも緊張されますか?

屋敷 やっぱり緊張しますね。1年に1回しかないし、いつもとは違う空気感の中で漫才するんで、一番と言っていいほど緊張しますよ。

緊張を緩和する方法ってありますか?

屋敷 こればっかりはしょうがないですよね。本番に近づくにつれてどんどん緊張しちゃうんで。ま、100回くらい練習するかな、いつも。

嶋佐 しねぇよ(笑)。でもひとりだと緊張するから他の芸人と喋って過ごしたりね。

屋敷 これまでは袖から全部見ていたんですけど、去年はコロナの関係で、人のネタを見られなかったんです。僕は余計なことを考えてしまうんで、その方がいいなと思いました。

嶋佐 他のコンビがウケているのを見るとヤバいなと思ったりするからね。それかもう、酒をぶち込むかだね。

屋敷 いやいや、これ高校生のやつやから!

嶋佐 そうかそうか。やっぱ、タバコは一番落ち着くよね。

屋敷 だから、高校生のやつやから!(笑)。せっかくなら楽しんだ方がいいですよね。霜降り明星の粗品とせいやもここで仲良くなったって言うし。それが意外と将来につながったりするかもしれないし。

嶋佐 たしかにスベろうがウケようが、良い経験になりますよね。大人になるとなかなかこんなに緊張するような経験ってないからね。

おふたりがM-1に出られる時は、ひとつのネタを深堀りして準備されるんですか? それともいろんなネタを用意されているんですか?

屋敷 僕らはひとつを叩き込むというよりは、結構直前までどのネタにしようかなと考えています。最近は他の芸人にも聞いたりしますよ。でも当日までには決めていますね。去年だと見取り図さんとか、直前までダブルスタンバイしている芸人さんもいらっしゃいますけどね。Aパターン・Bパターンを用意しておいて、前後のネタを見て決めるとか。さすがに僕らは当日までには決めておきたいですけど。

おふたりはどんな練習をされているんですか?

屋敷 今はネタ合わせをちょっとするぐらいですけど、結成した頃は、カラオケ屋に行ってビデオを撮ったりしてました。今みたいにスマホがなかったので、ガチのビデオカメラで撮って。

嶋佐 やったかもね。

屋敷 ふたりの距離が離れすぎてるとか、体の向きが良くないとかわかるからね。高校生の時って客観的に見ないとわからないから。でも僕らあまり練習は好きな方じゃないんでね(笑)

おふたりにとって“お笑い”ってどんな存在ですか?

屋敷 おぉぉ、すごい質問や(笑)。でも一度好きになってからはずーっと飽きずに一番好きでいられるものですね。今でも人のラジオを聴いたりしますし。漫画とか小説とかって好きになる波があったりするんですけど、お笑いはずっと好きですね。

嶋佐 そうだなぁ…え、逆にみんなはどうなの?

お笑いを見て悲しくなることって絶対にないし、落ち込んだりしている時に見ると、しょうもないことで悩んでるなと思えます。

嶋佐 めちゃくちゃ良いこと言うね。たしかに俺もそうかも。やっぱり笑ってる時は楽しいもんね。なくてはならないものですよ、お笑いは。


これからエントリーする高校生へメッセージをお願いします!


嶋佐 出るだけでもすごいことだよね。一生忘れられない思い出になるかもよ。メッセージは…『人生は経験だ!』。

屋敷 ほんまにそれでいいの!?(笑)。高校生でも5回くらいは聞いたことある言葉ですよ! 俺100回くらいあるわ!

嶋佐 いや、改めてね。本当にそうだから。出ようかどうしようか迷っている人もいると思うけど、ハイスクールマンザイに出た経験が、後々財産になります。人生ってのはね、何が良い人生なのか悪い人生なのかはわかりませんよ。でもひとつ、何を基準に良い人生と言えるのかと言うと、どれだけ自分にしかできない経験をしたかどうか、です。経験の数。これは人生のおいての財産になります。だから積極的にいろんな経験をしていってください。以上です!

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ニューヨーク

嶋佐和也(しまさかずや)
’86年5月14日生まれ 山梨県富士吉田市出身
NSC東京校15期生

屋敷裕政(やしきひろまさ)
’86年3月01日生まれ 三重県熊野市出身
NSC東京校15期生

2010年1月コンビ結成

「ハイスクールマンザイ2021」

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 募集受付は8月31日(火)まで。

 詳しい内容は公式ホームページをチェック!